つれづれなる技術屋日記

しがない技術屋。専門は情報工学で、「つれづれ技術屋」って呼んで。

品質

MSでの脆弱性”修正不能”

今日何気に目にしたのが、以下のSlashdotの記事。6月中旬の掲載だったようだ。 Office XPに含まれる脆弱性、「訂正不可能」なため放置 脆弱性は分かっているけど、Office XPについては対策を見送りますという宣言。マイクロソフトでの「MS10-036」のページで…

iPhone4のアンテナトラブル 事例研究

今回のiPhone4のアンテナトラブルとその対応って、事例として結構参考になる。携帯電話以外の分野でも、大なり小なり発生しそう。あるいは、想定として考えておくのは悪い事じゃない。 そもそも発端は、電波受信の感度が悪いようだとネット等で。 最初は、ア…

バグが見つかったら、別バグも発見せよ 「1+n施策」

最近めっきり本を買うのが少なくなったり、読むスピードが遅くなってきた。「いかん、いかん」と思いながら、今日は「ソフトウェア品質会計」を超高速・断片的に読んだ。 誉田直美(ほんだなおみ)さんによる、NECでのソフトウェアの品質保証技術の本。全体…

バグカーブ近似 その2

昨日書いた「バグカーブ 対数曲線や二次曲線での近似のお勧め」で、少し補足。 対数曲線や二次曲線は増加関数なので、バグカーブの近似として不適切と感じる人がいるかもしれない。しかし個人的には、テストの終盤になってもバグが発見されるので、増加関数…

バグカーブ 対数曲線や二次曲線での近似のお勧め

バグカーブ/バグ曲線とかソフトウェアの信頼度成長曲線って、ソフトウェア工学での大きなテーマである。ちょっとした会合や講演会の題材、あるいは学術論文でのネタになることも少なくない。 代表的な曲線は、ゴンペルツ曲線とかロジスティック曲線とかだろ…

津波と潜水艦の検収

日曜日の津波は、結構時間が長くて多少驚いた。理科系の立場としては、他の日本への津波もそうだったのか気になる。また、到達までに時間がかかったり、継続時間が長かったのなら、その理由も調査して欲しいものだ。結構水温とかが昔から変化したのかな~。…

「ソフトウェア開発 データ白書」 2005 Vs. 2009

IPA/SECによる「ソフトウェア開発 データ白書」は、結構前に読んでて書いておこうと思いながらも、まとめるのが遅くなってしまった。勘違いなどがあるかも知れないけど、自分なりの分析や感想を書いてみる。 この本が良いのは、毎年発行されていること。それ…

TMMi Version2

TMMi(Testing Maturity Model integlation)の、Version2.0が発行されてた。TMMiは、ソフトウェアテストのプロセスに関する成熟度を表す。 http://www.tmmifoundation.org/html/tmmiorg.html → http://www.tmmifoundation.org/html/resources.html での「TMMi…

「ソース・コード静的検証によるソフトウェア品質評価の意義」

日経エレクトロニクス(NE)、1月25日号。先週届いたけど積ん読状態で、さっき読んだ。表紙は、マラソンのスタートっぽい写真。 http://www.nikkeibpm.co.jp/cs/mag/ele/ne/saishin.html ただし、最新号のページなので、時が経てば変わる。 その中での興味深…

HDリマスターに見る日本的品質

CS放送の「時代劇専門チャンネル」で、最近時々流れているのが”御家人斬九郎”の、ハイビジョンリマスター版制作の様子。 http://www.jidaigeki.com/special/1001_2/など。 斬九郎って、今まで時々見てたけど、実際は直近でもフィルム撮影だったそうだ。なの…

「柱のきずは~ をととしの~」と唄いながら

今日は、何故が童謡”背くらべ”を口ずさんでしまった。 柱のきずはをととしの 五月五日の脊(せい)くらべ 先週だったかのソフトウェアのメトリクス関係の話から、思い浮かべたのかも知れない。(言葉のリズムのせいもあるけど)昨年とか去年でなくて、”一昨…

トラブル・告知サイト

休みでの”積んToDo”対応その7。今年ちょっとウォッチすることにした、告知とかトラブルの紹介サイトの件。いくつかサイトがあるけど、自分でもまだ整理できて無くて断片的な情報だけど、書いておく。 製品安全ガイド 検索が可能で、重大製品事故にかかる公…

東工取のシステム障害での発表や対策

東京工業品取引所で先月27日にシステム障害が発生し、金の先物等の取引が出来なくなった。 東工取のシステム障害、原因はナスダックOMX子会社製ソフトのバグ 原因の記者会見が上記。開発はNTTデータで、問題部分は、OMXテクノロジーという会社のものだった。…

「単体テスト」は、テストチームのメイン作業じゃないだろうに

結構、同意したブログ記事。 単体テストはQAのためのものか 時期的には書かれた頃にすぐに読んで、「そうだよな~」と思っていたもの。ついつい、こちらに書くのが遅くなっちゃった。 念のためだけど、ここでの単体テストって、ISTQB/JSTQBでの”コンポーネン…

「セーフウェア」の和訳本

「セーフウェア」の和訳本が出るとのこと。知り合いの書き込みで知った。 アマゾンで予約できる。 金額的には、日本語訳の方が安い。 ちなみに、以下が、今年のJAXA主催のイベント。2日目に彼女は講演している。その日に懇親会があって、英語の方の本を持っ…

JSTQBのアドバンストレベルは、開発者も読んで欲しい

正確には、ISTQBのアドバンストレベルの日本語訳のこと。以下のJSTQBのサイトにある。(本来はトップからどうぞ) JSTQBのシラバス(学習事項)・用語集 ご存じだろうけど、ISTQBは「International Software Testing Qualifications Board」で、JSTQBは日本…

品質と”かわいさ”と、どっちが大事?

先週でのちょっとしたニュースは、ビデオ機能付きのiPod nano。そして脇的になったニュースが、iPhone OSやiTunesの新しいバージョン。 iPod nanoとの対比を色々読んだりしたけど、ハードを比較する時代じゃないと思う。iTunes経由のダウンロードとか、App S…

SPRINGAM関連の話を聞けるとは

今日は、某コミュニティでの勉強会。ソフトウェアでの重大事故の未然防止に関するもの。 で、説明の際に「SPRINGAM」がちらっと出た。実は、2,3ヶ月の間、ちょっと気にしていたもの。というのも、「SPRINGAM」は、ある日本企業での生産標準(開発方法論)で、…

日立冷蔵庫の“エコ”不当表示とコンプライアンス

今日の日経新聞。日立のエコ冷蔵庫の、不当表示に関する謝罪広告。一面の広告で、日立アプライアンスと日立製作所の連名。 「えっ、ここまで問題になったか~」というのが、偽らざる気持ち。また、電機メーカーを中心とした公的資金の注入もニュースになって…

半導体から学べなかったのか、日本の「電機」

実は結構以前からソフトウェア品質の向上のために、半導体のアプローチが参考になるかと思い、少し勉強している。(細部は後日。) また、明日、とあるコミュニティで「組込みソフトウェア開発プロジェクト」に言及することになり、組込み業界を再俯瞰してい…

F-15C 空中崩壊

ネットで品質関係調べていて、引っかかったのがタイトルの「F-15C 空中崩壊」。 保守の不備で訴訟起こしたみたい。写真見る限り、胴体で真っ二つ。(写真が本物かよく知らないし)専門家じゃないけど、こんな部分が崩壊するのって珍しいのでは? 本件の原因…

読売新聞 元旦のスクープ 「生体認証」突破して入国

今日元旦の新聞。特集的な記事が多い中で、読売新聞は異彩。入国審査時の指紋照合で偽装して、不法に再入国していたことが判明したというもの。 テープの利用ということで、本人確認の生体認証(バイオ)の、もろい一面が出たことにもなった。 なんか、今年…

日本のカメラが低品質だった頃

なかなか面白い論文を発見。 日本カメラの品質向上と輸出検査 日本大学経済学部 竹内さんという人の論文。 戦後初期は、日本のカメラは低品質だった。その品質向上の取り組みを論文化したもの。特に目を引いたのが、”輸出検査”。その検査での不合格率のグラフ…

北京オリンピック 「ソフト、ソフト、、、」

朝、TV[E:tv]のニュース見てたら、北京オリンピックで日本のソフトボールチームが金メダルを取ったとか。そして、表彰式後?のシーンがあって、複数のチームがボールで”2016”の文字を作り、オリンピックでの種目復活へのアピール。 チャンネル回しながら見た…

宇宙線で鉄筋の透視

今日受けた科学関連のメルマガで面白かったのが、「手抜き工事もお見通し 宇宙線で鉄筋の透視成功」。 http://www.asahi.com/science/update/0813/TKY200808130230.html 題で分かるように、鉄筋のレントゲン写真みたいなのを宇宙線で作成できるというもの。1…

「食品企業の信頼性向上への対策」講演会

今日は、技術士会の講演で、東京海洋大学へ。 昔、東京水産大学の頃に1回行ったことある気がするけど、全然回りが変わった。結局少し道を間違えて数分遅刻。構内の掲示に潜水実習科目の件があったり標本の建物があったりと、畑違いなせいか新鮮。 会場は、な…

「ソフトウェアの規模決定,見積り,リスク管理」

少し酔っ払いながら、本屋(有隣堂)へ。今頃と思われるかもしれないけど、J-SOX法関連の本とか、知り合いの人が出版したそうなのでその本の確認とか、、、。他にも携帯電話に記憶させてた気になる本を調査。結局、気になってて見つけられなかった本が1冊。…

ISO 25000(SQuaRE)シリーズ 14冊

CMAP21さんも書かれているけど、ポツリポツリとISO 25000(SQuaRE)シリーズの話が出始めてる。ISO 9126などを発展させたもの。 http://blogs.dion.ne.jp/cmap21/archives/7075562.html そこのこと自体は良いけど、ISO 25000(SQuaRE)シリーズって全部で14…

ソフトウェアテスト カバレッジ

「ソフトウェアテストの勉強室」での、コードカバレッジの記事。↓ http://softest.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_7864.html モディファイドコンディション/デシジョンカバレッジとかは良く知らなかったので、ちょっと勉強になった。「原因結果グラフ…

「組込みプレス」形式手法、「プロセス改善ナビゲーションガイド ベストプラクティス編」

今日は朝早かったので早めに切り上げて、ちょっと本屋さんへ。 組込みプレスはVol.10。”祝”のマーク。形式手法の車載シスエムへの応用が目に留まったため購入。なお、帰ってから読んだら、Promelaという構文を利用しているみたい。ちょっと良く調べてみない…

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