つれづれなる技術屋日記

しがない技術屋。専門は情報工学で、「つれづれ技術屋」って呼んで。

日立冷蔵庫の“エコ”不当表示とコンプライアンス

今日の日経新聞。日立のエコ冷蔵庫の、不当表示に関する謝罪広告。一面の広告で、日立アプライアンス日立製作所の連名。

「えっ、ここまで問題になったか~」というのが、偽らざる気持ち。また、電機メーカーを中心とした公的資金の注入もニュースになっているので、余りにタイミング悪すぎ。

開発のデータが企画に正確に届かなかったとのこと。ただし、開発⇔企画とか営業の対立って、どこでもあるような構図。なので、ちょっとした手違いで、どこの会社でも発端に関しては起きる可能性はある。ただし、今回は、その後が芳しくない。賞受賞のヒヤリングでも明らかになってないし、その後場合によっては自主的に返上とかすれば良かったのに、それができなかった。

個人的な日立系の知り合いって優秀。超が付くくらい。なので、ついつい、何で起きたんだろうと気になった。一番気になったのは、コンプライアンスの通報制度。表面的だけど、ネットでの情報を探してみた。

まず、日立製作所コンプライアンス通報制度って、「取締役会の窓」というのがあり、2004年5月からは匿名でも通報可だそうだ。

http://www.hitachi.co.jp/csr/csr_images/csr2008_016-031.pdf

グループ会社に目を向けると、日立電線商事は一般の人の通報もできるようにしてある。

http://www.densyou.co.jp/compliance/index.html

他にもグループ会社のコンプライアンス体制も、結構検索で引っかかる。ソフトウェア関係では馴染みにある「日立ソフトウェアエンジニアリング」なども。

が、日立アプライアンス株式会社でのそれが、なかなか見つからない。上の方に表示されない。社長の方針めいた資料に出てはいたけど。(見つけ方が悪かったのかな~。) ちなみに、日立アプライアンス株式会社のトップページは、本件のお詫びのページになっている。

#それにしても、コンプライアンスアプライアンス。言葉として似すぎ。

で、今日の新聞読んで思ったけど、コンプライアンスの体制って、単独ではなくてグループ会社を巻き込んでやらないと駄目な時代なんだな~。しかも、体制を作る次元ではなく、それを回してったり、監査的な事を実施しないと駄目。またできれば、一般ユーザからの声を取り込める形態にしておくのが良いということかも。

なお、最近のニュースでは社内告発が不利となったとのニュースもあった。(詳細は不明なので、視点が偏ってるかもしれないけど。)

http://www.shikoku-np.co.jp/national/social/article.aspx?id=20090227000217

もしそんなニュースのために、今回のエコ冷蔵庫の社内告発が埋もれてしまったとしたら、残念としか言いようがない。

#いずれのリンク先も、更新等で辿れなくなってたらごめんなさい。

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