なかなか面白い論文を発見。
日本カメラの品質向上と輸出検査 日本大学経済学部 竹内さんという人の論文。
戦後初期は、日本のカメラは低品質だった。その品質向上の取り組みを論文化したもの。特に目を引いたのが、”輸出検査”。その検査での不合格率のグラフがあるけど、悪いときはスチルカメラで35%。レンズで40%。とても、今では信じられないような数字。(といっても、今輸出検査がある訳じゃないと思うので、市場品質みたいなものとの比較だけど。)
羨ましいというか、さすがだな~と思ったのは、業界として取り組んだことや、それらのデータ取得を行ったこと。掛け声ばかりじゃ、品質は上がらない。データ取得したり、問題点を潰してかないと。
その点、ソフトウェアは、まだまだ対応が遅れてるとしか思えない。(海外よりは高品質とのデータがあるだろうけど、以前より品質落ちてるし、ソフト規模の拡大などで楽観できない。)