TMMi(Testing Maturity Model integlation)の、Version2.0が発行されてた。TMMiは、ソフトウェアテストのプロセスに関する成熟度を表す。
http://www.tmmifoundation.org/html/tmmiorg.html
→ http://www.tmmifoundation.org/html/resources.html での「TMMi Reference Model」。
Version2では、成熟度でのレベル3が追加されてる。Version1でも、ちょっと触れてたと言えば触れてたけど。それにしても、この調子だと1,2年毎に記述されるレベルが上がるので、レベル5まで揃うのは、まだちょっと先ということかな。(まっ、それはそれで面白い。)
さらっとしか見てないし厳密に比較してないし、そもそも英語得意じゃないので、読み違えてたら悪いけど、Version1との主な違いは以下辺りかな。
・Test strategyは、どっちかというとレベル2からレベル3でへ
・Test automationは、レベル2でも必要に
Test strategyが重要なことは分かるけど、実際に構築できてるところが少ないということかもしれない。あるいは、TMMiではTest strategyに対して色んなプラクティスを書いており、レベルアップには時間かけても良いよとしているのかも知れない。個人的には、後者として納得したけど。
なお本Version2については、JaSST2009東海での電気通信大学西先生の講演資料に、少し記載されている。(参加したわけではなくて、今調べていて発見した次第。)
普通の組織体では、(成熟度は低いか高いかは別として)開発プロセスやソフトウェアのプロセスを持っている。あるいは、それが普通。 なので、悩ましいのは、ソフトウェアテストプロセス構築手法のどれを、あるいはどこを採用すべきかという点。プロセス構築手法を簡単に比較できるのがいい。お勧めは、ISTQB/JSTQBでのAL(Advanced Level)レベルかな。
http://www.jstqb.jp/syllabus.html
日本語版 Version 2007.J01だと、90ページ以降。
自分自身としても、どんなプロセス構築手法が良いか悩んでいることもあるので、今回のVersion2を契機にCTPなどもちょっと読んでみようと思う。