つれづれなる技術屋日記

しがない技術屋。専門は情報工学で、「つれづれ技術屋」って呼んで。

品質と”かわいさ”と、どっちが大事?

先週でのちょっとしたニュースは、ビデオ機能付きのiPod nano。そして脇的になったニュースが、iPhone OSやiTunesの新しいバージョン。

iPod nanoとの対比を色々読んだりしたけど、ハードを比較する時代じゃないと思う。iTunes経由のダウンロードとか、App Storeを含めての比較をしないと。(さらに言えば、iPhonとiPod TouchMacベース。普通の日本企業なら事業部とかが異なっているのに、ベースを共通にしている状況。他には、「アップル品質認定の整備済製品」なる制度もあるそうな。この辺りの風土も考えないと。)

あと目にしたのが、iPhone 新OSの不具合というか使いにくくなったなどの意見。実は、おいらも(ビデオ付きの方じゃないけど)iPod nano利用者。音楽聴きながらメモ見れるなど、並列的な処理を行える。ゲームも同時にできたような気もする。なので、結構ハングアップ。電源再Onで対応。(なのでは、変かもしれないけど。)

そんなこともあって、今日たまたま“軽~く一杯”でお店に行く途中で質問。もし我々が、アップルの品質部門だったら、「出荷OKにするかな~?」。

おいらも含めて、知り合いにiPodやiPhonユーザは少なくない。ハングアップは、まっ常識。そんな知り合いで、ソフトウェア品質とかソフトウェアプロセス、プロジェクトマネジメントに携わっている人も多い。そのため、ちょっと意地悪い質問が、先ほどのOKにするかとの問い。

道すがらだったから突っ込んだ議論にはならなかったけど、同じ認識だったのは「可愛いから、許せちゃうのかな~」。Macでの爆弾マークの可愛さにも通じるだろう。

でも、ある意味ではOKとするかの答えじゃない。答えにするには、「可愛さ」の尺度を考えたり、それと品質(バグやテスト網羅性)を比較しないといけない。あるいは、ユーザー自身が欲しているものや優先順位なども考える必要がある。

携帯じゃないけど、音楽プレーヤー等も海外製品(iPodやiPhon)が、非ガラパゴスなのかもしれない。「可愛さ」も含めて、品質って何だろうかとか、世界との競争でどうあるべきかを考える必要があるのかな~と思った次第。

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