つれづれなる技術屋日記

しがない技術屋。専門は情報工学で、「つれづれ技術屋」って呼んで。

北京オリンピック 「ソフト、ソフト、、、」

朝、TV[E:tv]のニュース見てたら、北京オリンピックで日本のソフトボールチームが金メダルを取ったとか。そして、表彰式後?のシーンがあって、複数のチームがボールで”2016”の文字を作り、オリンピックでの種目復活へのアピール。

チャンネル回しながら見たシーンだったので、最初は何のことかわからなかった。メンバーのユニフォームの色が幾つかあるし、単にボールをいくつか並べるシーンだったので。ズームアウトして、”2016”の文字と解って、なるほど。事前打ち合わせなんてするわけないだろうから、表彰後の皆の気持ちが体現されたんだろう。

「良いシーンだな~」と思って、急いでEPGで放送見たら、NHK BSでやりそう。予約しておいた。で、さっき見たけど、その表彰後のシーンなし。うーん残念[E:think]。

ネットニュースとか読むと、日本/アメリカ/オーストラリアのメダルチームでやったそうだ。朝のニュースでは、オーストラリアのユニフォームの色は目立っていたけど、この類ってアメリカのメンバーは参加するのかな~と思っていた程度。でも、皆でやったみたい。

で、「バック・ソフトボール、バック・ソフトボール、バック・ソフトボール、、、」と叫んでたそうだ。ニュースの時は、”ソフト”は聞き取れたけど、その他は曖昧。なので、「ソフト、ソフト、ソフト、、」と叫んでいたように聞き取れてしまった。

(ふと思いだしたのが、カード会社のCMで、国連のような国際会議で各国の通貨を叫ぶシーン。面白いのが、ユーロ。皆で肩を組んで「ユーロ、ユーロ、、」。)

「ソフト、ソフト、ソフト、、」と叫んでいたように聞き取れた事もあって、今日一日”ソフト!”って、何人かで鼓舞する事あるのかな~と思った。というのも、組込みソフトの場合、ハードのしわ寄せがソフトに来ることが少なくない。

例えば、以下のSECでの「プロジェクト責任者向け調査 報告書」のP169で、「ハードウェアの仕様変更によりソフトウェアを修正した」ことがあるとか「ハードウェアの不具合をソフトウェアで回避した」ことがあるのが、50%前後を占めている。(0.5って、50%のことだと思う。)

http://sec.ipa.go.jp/reports/20080715.html

中には軽微なものもあるかもしれないが、少なくないのは事実。で、講演などを聞くと、スケジュールでの月レベルに影響することが少なくないから困った問題。さらには、そもそも、企画とか基本スケジュールがハード設計の都合で決まってしまい、ソフトの実装とかその周辺のこと、そもそも実装実現性が無視されて決められることが多いみたい。

今や人数的には、ソフトの設計やテストの人員の方が多いはず。その割には、イニシアチブをとっていない。イニシアチブなんていうよりも、なんか意見すら無視されているてな感じかな~。もっとアピールすべきじゃないの~。そうしないと、日本のお家芸の組み込みソフトはすたれるばかりだと思う。品質関係もそうだし、若い情報系の学生から見向きされなくなる。

「もっと、アピールしたら~~」。 なんか、今日のシーン見ててそう思った。

ちなみに、個人的には、SECでの本設問に追加して、ソフトへの影響度を測ってもらえればと思う次第。「ハードウェアに起因したソフト実装での影響 人月」みたいな設問。人月とするのに、抵抗ある人がいるかもしれないけど。

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