つれづれなる技術屋日記

しがない技術屋。専門は情報工学で、「つれづれ技術屋」って呼んで。

2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

”スクラム”の原典「ラグビー方式による新製品開発競争」

アジャイル開発”スクラム(Scrum)”の発端として有名なのが、「新たな新製品開発競争」という論文。竹内弘高,野中郁次郎. 「DIAMONDハーバード・ビジネス」4-5月号1986。さらに元は、その英語の論文。 ふと、そもそも野中氏や竹内氏が、何を問題視したり参…

製造業製品開発プロセス IPD

IPD(Integrated Product Development)は、「統合製品開発」と訳され、製品開発の統合マネジメントシステムである。参加している研究会で話が出て、ちょっと本とかを読んで勉強した。 ISOやCMM/CMMIなどと比較すれば、知名度は低い。対比的に考えれば、ゼロと…

予算と決算 監視の有り様

2010年度予算案が成立したそうだ。2,3日前から、「あれっ、決算が成立したってニュースに出るっけ?」と気になってた。 で、ちょっと調べたら、ちゃんと憲法90条に会計検査院が、国会に報告する旨が明記されてる。なお、会計検査院のページ見たけど、個別の…

日経電子版 お試し感想

日経新聞の電子版が発行されるとのことで、申し込んで利用中。制限付きなら無料のコースもあるけど、申し込んだのは、日経新聞購読者でのプラス1000円のコース。紙面と同じような出力も得られるタイプ。ちなみに、こちらも4月末までは無料キャンペーン中。 …

ペアプログラミングと著作者人格権

一月くらい前の勉強会で、ちょっと触れたのが「著作者人格権」。ソフトウェア開発での契約とかで話題になることは少ないけど、技術者なら概要や用語程度は知ってた方が良い事項。ただし、結構グレーな部分もあるので細部の深入りは禁物かな。 その勉強会の後…

バグカーブ近似 その2

昨日書いた「バグカーブ 対数曲線や二次曲線での近似のお勧め」で、少し補足。 対数曲線や二次曲線は増加関数なので、バグカーブの近似として不適切と感じる人がいるかもしれない。しかし個人的には、テストの終盤になってもバグが発見されるので、増加関数…

バグカーブ 対数曲線や二次曲線での近似のお勧め

バグカーブ/バグ曲線とかソフトウェアの信頼度成長曲線って、ソフトウェア工学での大きなテーマである。ちょっとした会合や講演会の題材、あるいは学術論文でのネタになることも少なくない。 代表的な曲線は、ゴンペルツ曲線とかロジスティック曲線とかだろ…

再読「人月の神話」

ふと、「人月の神話」を、さらっと読み返してみようと考えた。コンピュータ関連書籍では、超有名な古典とも言える本。 まず読み直したのは、左の「ソフトウェア開発の神話」の方。「人月の神話」の原著訳と言って良い。1975年版とも言われる。 実は、ちょっ…

エジプトでの分数と固定小数点数

今日、頭を悩ませたきっかけは、電車の広告での中学入試問題。エジプトでは異なる単位分数の和で示したので、それを元に分数を表記してみるというもの。例えば、2/3という大きさの分数を1/2+1/6で示すなど。問題の解答は、さほど難しくなかったが、何でエジ…

Day2プロジェクトの本 システム統合の「正攻法」

言わずと知れた、三菱東京UFJ銀行でのDay2プロジェクトの様子を描いた本である。 本の帯での文言は以下。 将来に残すべき実務マニュアルの完全版! ITプロフェッショナルが明かす100の創意工夫 6000人の技術者、開発期間1000日超 2500億円が投じられた- 三…

津波と潜水艦の検収

日曜日の津波は、結構時間が長くて多少驚いた。理科系の立場としては、他の日本への津波もそうだったのか気になる。また、到達までに時間がかかったり、継続時間が長かったのなら、その理由も調査して欲しいものだ。結構水温とかが昔から変化したのかな~。…

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