つれづれなる技術屋日記

しがない技術屋。専門は情報工学で、「つれづれ技術屋」って呼んで。

SPRINGAM関連の話を聞けるとは

今日は、某コミュニティでの勉強会。ソフトウェアでの重大事故の未然防止に関するもの。

で、説明の際に「SPRINGAM」がちらっと出た。実は、2,3ヶ月の間、ちょっと気にしていたもの。というのも、「SPRINGAM」は、ある日本企業での生産標準(開発方法論)で、ISOとかPMBOKも取り込んでいるイメージがあった。また、その会社では、CMMI レベル5達成を認められている部門もある。ISOやCMMI、そしてPMBOKを統合していると思え、気になる点がいくつかあった。また、SLCP(ソフトウェアライフサイクルプロセス)の扱いも気になっていた。

今回の講演でのQ&Aの際に、多少ぶっきらぼうな質問もあり、「えっ~、恐れ多くも、レベル5を認めてもらえるような所なんだから、頭下げて聞くくらいが良いのに~」とか思ったりした。説明の人が、まだまだ改善の余地があると丁寧な話し方だったからかもしれない。(この辺りが優秀な人の所以。レベル5取って高飛車な連中もいる。)

なお念のためだけど、今回のコミュニティにはCMMIのレベルを認めてもらった企業はいくつかあるし、今日もレベル5を認めてもらった会社のメンバーがいた。

今日の講演の題目とか説明者をちゃんと読んどけば、SPRINGAMと関連ありかもと思えたんだけど、ちゃんと読んでおかなかった。逆にそのために、今回の講演が非常にラッキーに思えた。懇親会でも色々話を聞けて良かった。SPRINGAMそのものの話は聞けなかったけど、雰囲気としてはSPRINGAMを統合したプロセスとして構築したというよりも、ISOなどを取り込む格好にしたとの理解が良さそう。意地悪い言い方だけど、部分部分の改良。(逆に、そうできると言うことは、骨幹は結構シンプルなんだと思う。)

レベル5取っても予防活動するところがすごい。もちろん、レベル取得って全部門じゃないから、横展開なども必要なんだけど、、、、。信頼性向上のためには、常に問題意識と改善活動が重要と思った一日だった。

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