このところにニュースに、三菱電機の検査不正がある。しばらく前に、複数企業で品質データの改ざんや、自動車メーカーでの(厳密には社内の)検査資格の不適切が発生した。時期的には、似たものとして、国の統計データでの問題もあった気がする。
で、今回の三菱電機の検査不正は、社長辞任にまで至ってしまった。上に書いた以前の複数メーカーでの品質データ改ざん等が話題となった時に、社内調査くらいはしたろうにと思っていたら、どうやら3年前の社内調査で見抜けなかったらしい。
3年前の調査で判明して、対処できてたらと思わずにはいられない。あるいは、調査時そのものではなくて、工場内の配置転換や昇格がらみ、そして社内通報制度の利用で判明したら良かったろうにと思える。
三菱電機って、電機メーカーの中では早期の携帯電話からの撤退があり、臨機応変な対応のイメージ。また、工場設備などの商品やシステムでの利益のせいか、一時期?電機メーカーの中で高収益がニュースになったように思う。個人的に使用している三菱製の家電は、そう多くはないが、長く使えてる気もする。その意味では、少し残念。
他メーカーや他の業種でも、他山の石として、社内体制や通報制度の再確認を行う良い機会と思える。さらには一時的な再確認と同時に、備えとして例えば朝会とか週の会議での唱和のようなルーティンに落とし込む事も要検討に思える。さすがに、唱和は古臭いだろうから、それに変わるアイデアなどが必要だろうけど、、、。
メーカーでの品質問題、しかも社長辞任レベルが再発したとの感想があって、ついつい書いてしまった。