つれづれなる技術屋日記

しがない技術屋。専門は情報工学で、「つれづれ技術屋」って呼んで。

トヨタ見学

今日は、愛知県の豊田で「トヨタ見学」。レクサスや”未来カー”にも乗ったし、工場見学にも行った。

 

トヨタ会館

トヨタ本社隣の、2階建て(+地下1階)のビル。

 

最初、1時間くらいの講演を受ける。”カンバン方式”と”アーク溶接”について。”カンバン方式”に関しては、「お金が無かったから」とか「愚直に」という言葉を直接聞くと、改めて”カンバン方式”の本質を教わったような気がした。トヨタの人間関係の濃密さの話が出たが、それらを総合的に考えないと、”カンバン方式”の実践は難しいのかも。

 

”アーク溶接”の専門的な話では、溶解する際の波を分析して電流(電圧?)値を変化させることなどが詳細された。溶接の際の電流はパルス。波をFFT解析しそのパルスでの電流を変化させてるとのこと。どうやって制御しているか基本的なことが良くわかっていなかったが、結構それで納得。(やはり溶接も勘だけじゃないんだ。)

 

その後、1階のショールーム見学。

 

f:id:honda-jimusyo:20200916121756j:plainエントランスに地球博での演奏ロボットが展示されていた。時間を決めて演奏する時は人だかり。全部で自動車は20台くらい。そのうち12,3台が実際に乗れるもの(当然発進はしない)。レクサス、プリウスなどの展示も。レクサスに乗って記念撮影。

 

f:id:honda-jimusyo:20200916121743j:plain f:id:honda-jimusyo:20200916121748j:plain地球博での”未来カー”も展示されていた。縁の色の変化がすばらしい。LEDとの事だったが、どう制御してるかとか白色部分もLEDなのかとか色々気になるところ。

昼休みに再度訪れた際には、人が少なかったこともあり、実際に乗れて説明の女性に写真を撮ってもらう。ラッキー。 ちなみに”未来カー”には、それなりの名前があり、i-unit(未来のパーソナルモビリティ)。

 

 

食事は、B1。直ぐ近くに芝生の坂があり、見学の小学生が滑って遊んでいた。12時過ぎると、社員がその脇の道をランニング。見るからにアスリートタイプ〜どう見ても肥満防止の人まで、千差万別。周回コースかもしれないので何とも言えないが、200人くらい見た気がする。

 

 

トヨタ会館 → 豊岡工場】

バスで移動。車内でショールーム説明の女性が、バスガイドよろしくビルの説明や、会社のパンフを元に説明。旧本社ビル(と言っても3階くらい?)や本社工場の近くを通って工場へ。何度かいろんな会社の見学しているが、バスの中でのショールームの女性の説明は始めて。

 

現地に行ってはじめて気がついたが、旧本社はどちらかと言えば北向き。多分工場を見れるように意識的にした? 新本社は基本的に南向き。

 

本社工場の雰囲気を見たいと思っていたが、駐車場の高さもあってほとんど見えず。また、昔は近くに運動場があったはずだが、どこか不明。ビルとか駐車場になったのかも。

 

#改めて会社案内を見直したら、役員とか工場名にはルビあり。読み間違いを避けるのを兼ねているのかも。また昨年度の創意工夫提案件数が、54万1120件。一人当り13.4件。昭和26年から。「愚直」、またそれが利益などの結果になっているんだろう。

 

 

【豊岡工場】

f:id:honda-jimusyo:20200916121752j:plain見学コースのため、小学生などの見学記がWebに載っている。見学前の数日、そんな記事で”予習”させてもらった。大人よりも子供の見学記の方が、着眼点が良くて参考になったように思う。自分が、それに近いのかもしれない。 なお工場内撮影禁止。

 

1日に2200台。1台20時間。2交代制で、

6:25 〜 15:15

16:10 〜 01:10

 

工場で、再度"アンドン"などのカンバン方式のツールを実物で説明してもらう。ちなみに工場内を見て個人的に驚いたのは、消防車進入経路の掲示

 

見学コースには、小学生の便りや社内駅伝大会の様子が。後者には、増田明美さんの写真も。他には工場内のスポーツ選手が写真付きで紹介されていた。また技能等級の掲示もあった。

 

目の前で、右ハンドル/左ハンドル、ボディ色やガラスのタイプなどが異なる車が組み上がっていく。いわゆる、混流。そしてテストされる様子は、その場で見た時もそうたったが、考えれば考えるほどシステムの精度に感心した。ITのシステムもそうだが、計算された人の動きなどもそう。

 

例えば、ドアはドアでコンベアで流れているが、それぞれが色や大きさが違う。ガラスも同様。それが本体と一緒になるところで合わさる。ドアならガラスの源流にコンベアに運ぼうとするガラスがあって、その後方に通関箱に入ったガラス、、、。考えれば考えるほど不思議、というかすばらしいと感心。しかもガラスなどはちょっとした大きさくらいしか違わないので、人間の目で合致していくかの予測はほとんど不可能。

 

なお、テストでは、何人かが同じ車を同じようにテストしていた。テストはブレーキの効き具合とか、ドアの開閉など多数。2重にチェックしているようだったが、それにしても数人が同じような作業に思えた。違いを見極めようとしたが、結局判らずじまい。

 

また、溶接ロボットの見学は圧巻。10メートルくらい火花が飛ぶのを見とれた。一度、アンドン(進行状況の警告)のランプが赤になった。新しいシャーシが入り口に届いていなかったみたい。その間はロボットがじっとしていて、届くと一斉に動き出した。40,50台はロボットがいただろうか。見飽

きないくらい。

 

アンドンの赤ランプで人が駆けつけるのかなと思っていたが、そうでもない様子。よりシビアな時の通報は別途あるのかもしれない。

 

勉強になったし、楽しい1日だった。

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