つれづれなる技術屋日記

しがない技術屋。専門は情報工学で、「つれづれ技術屋」って呼んで。

大河ドラマ「青天を衝け」のパリ万博 VFX

ここ2,3年、NHK大河ドラマは見てなかった。今年の「青天を衝け」も、出演者で興味ある人とそうでもない人が半々といった感じで、見ずに来た。が、もう1月程前(7月11日)放送の「第22回 篤太夫、パリへ」は、鹿児島(薩摩)出身の自分としてパリ万博がどう描かれるか少し興味を持って視聴した。

幕府側と薩摩の駆け引きなども面白かったが、なんと言ってもCGというかVFXに感嘆。パリの古い町並みとか、パリ万博の建物とか展示物など、相当手間をかけてる感じがした。合成の映像を見て「もしや」と思って調べたら、新型コロナの関係で現地=フランスに行けず、国内撮影と合成したとの事。カメラ動作との同期などを考えると、緻密な計画が必要だろうにとそんなことも気にしてた。

あと、映画などで有名な国内のVFXチームあるし、自分が見た中のNHKでは「坂の上の雲」のVFXが印象的で、そんなチームとの関係も少し気になってた。

7月には詳しく調べなかったが、今日ひょんなことで以下のページを見つけた。

www6.nhk.or.jp

「青天を衝け」VFXメンバーの松永氏が書いたもの。本ブログで紹介したく思ったのは、彼が入社(入局)して、CG制作、VFXに携わったいきさつ辺りが書かれている点。上で述べた「坂の上の雲」とかの関係も書かれてて、興味深く読んだ。彼のVFXというか作品とVFXの関係に関する哲学みたいな事も書かれてる。

人によるだろうけど、NHKでこつこつCGなどをやって、他のチームとのやり取りで、VFXの技術を高めていった感じに受け取った。予算の関係もあるだろうけど、自社の研究開発の大切さ。これは、日本国内の企業や団体間でもだが、海外との差でも同様かと。(ついつい、日本でのワクチン研究開発施策を連想してしまう。)

述べた哲学の中に「アナログ手法でもチープな手法でも結果がよければ構わない」というのがあり、なるほどと。これらとは直接関係しないが、パリ万博のシーンで個人的に少し不満だったのは、屋上での旗。作成時間などの関係もあろうが、逆にそんなところを固守するよりも、他のところでといったところか。(ITシステムとかで、ほぼ使わない機能に、えらい労力使ってバグだらけみたいなのと、ついつい対比。)

なお、このサイトで貴重に思ったのが、パリ謁見でのシーンの絵コンテ。日本側の出演者がピンク色。多分これを元に撮影用のコンテの類とか、VFX向けコンテ、カメラ向けのデータ?みたいなのを作成するんだろうと思われる。

 

このページを見て、もしやと思って検索してくと、結構今回の大河ドラマでのVFXのことがまとまってるサイトがあった。以下の2つ。しかもこれらもNHK公式。

www.nhk.or.jp

youtu.beなかなか参考になり、しばらく「青天を衝け」を見続けようと思う。

 

蛇足めいた話題。今日の放送(第24回「パリの御一新」)を見ながら、オープニングを注意してたら、松永氏の名前がない。だから第24回のパリの風景が青っぽい?みたいな事考えて、パリ万博の回を確認しようと思った。でも、気に入ったシーンだけにして、オープニング消したかもと不安も。結果的にはオープニングも残ってたけど、VFXは第24回と同じ人の名前。

少し気になってスタッフ一覧見たら、VFXに複数人。各回のVXF責任者みたいな決め方をしているのかもしれない。また、松永氏は作品全体でのVFXチーム統括あるいはサブの立場? まっ、そんなことも気になった。

www.nhk.or.jp

で、つらつらスタッフ一覧見て、気になった用語を調べたりしたが、「衛生班」なるものを見っけ。多分新型コロナ対策。出演者やスタッフの手などの消毒、マスクの類の準備などをしてるのかもしれない。他に、全体的な予防に向けての指導、、、。自然発生的に作られて役割名にしたのか上層部なり委員会みたいなのからの指示なのか、実際を知ってるわけじゃないけど、プロジェクトというかチームの臨機応変な対応とか役割分担に関してもちょっと考えさせられた。

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