つれづれなる技術屋日記

しがない技術屋。専門は情報工学で、「つれづれ技術屋」って呼んで。

NHKスペシャル 機能五輪

今日のNHKスペシャルは、日本で開催された技能オリンピックについて。「若き技能エリートたちの戦い ~巧みを競うオリンピック~」。

 

番組の冒頭は、海外チームの鼓舞するというか叫ぶシーン。結構印象的。技能オリンピックは、基本は世界大会だしメダルをかけた戦いなんだと、改めて思った。それは当たり前なんだけど、改めて感じさせる映像的なインパクトが大きかった。

 

やはり、NHK。番組は丁寧な作り。韓国での国を挙げての施策や、巨大企業サムソンでの採用も伝えていた。日本での工業高校の垂れ幕に、輩出した生徒のメダル数を書いていた。選抜の人は、放課後6時間の実習だと。

 

競技の様子や指導する人の感想、そして企業トップ(セイコーエプソン会長)の見学の様子なども伝えていた。日本の企業、デンソーセイコーエプソンでの教育の様子も出た。技能オリンピックのためだけの養成コース。逆に、日本企業での海外からのメンバーとの議論の様子も。海外メンバーの鋭い指摘。追い上げを印象付ける。

 

 

実は恥ずかしながら、技能オリンピックへの出場は、22歳以下だと明確には知らなかった。イメージ的には、工業高校などを卒業して企業などで特訓受けて、やっとメダルを獲得できるという縮図。ある意味、学士サン達とは一線を画する世界。それで、何となくここ何年か軽視されてきたような気がする。

 

今回は日本開催ということもあったろうけど、”もの作り日本”の復活が力説されだしていることもあって、技能者育成にとって参考となる番組だった。新聞でも見かけたりしたので、いい動きと思う。

 

なお、メカとかは、そんな活動で教育体制やキャリアが整っているような気がしてきている。ソフトウェア関係者という意味では、少しうらやましく感じるこの頃。

©2005-2022 ほんだ事務所(honda-jimusyo) All rights reserved.