20日のニュースは、小惑星探査機「はやぶさ」の帰還運用が再開されたとのニュース。丁度「事業仕分け」で軒並み科学技術関係の予算が見直しとか廃止されそうなこととの対比もあって、明るい印象のニュース。あるいは、「事業仕分け」への疑問も生まれたと言っても過言じゃない状況へ。
ちなみに、Twitterにはハッシュタグがあり、#hayabusa
http://twitter.com/#search?q=%23hayabusa
私も、ちょっと書いてる。そこに書いてる中での、以下(ニコ動)の後半に、距離や大きさのわかりやすい情報がある。もちろん、JAXAなどにもあるのかもしれないけど。ちなみにニコ動は、必要に応じて、コメント非表示にしてね。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2455666
それによると、地球を10センチのボールと見立てると、月が10円玉。太陽までは1Km。イトカワまでは1.7Km。ちなみに、今の位置は、直線距離で太陽までの距離に相当(だったはず)。 イトカワは(実際の太さ300mで)3ミクロンの小麦粉くらいの大きさ。光速でも往復30,40分かかる。つまり、何か指示して、その反応を確かめるまでそれくらいかかると言うこと。
で、上記の例での10センチボールでの人間の大きさはと考えると、10ナノとか20ナノメートル。インフルエンザのウィルスよりも小さい。 だよね。 「はやぶさ」も人間と同じくらいの大きさ。
なので、どんな状況かというと、10センチのボールの上のインフルエンザウィルスが、1キロ先のインフルエンザウィルスの向きとかを変えながら、「こっちに戻って来なよ~」と制御したりしてると言うこと。あるいは祈ってると言うこと。 インフルエンザウィルスよりも、もっと明るそうなものが良いんだけど、、、。
今回の探査機「はやぶさ」の件は、宇宙という学術的な成果もあるだろうけど、日本のシステム開発とかチーム形成を考える上で非常に示唆に富んだものになっている。今のところ予定では、来年6月に帰還予定とか。無事帰還して欲しい。