土曜日と日曜日に放送のあった、TVドラマ「黒部の太陽」。結局2夜連続で視聴した。ただし、多少断片的な見方だったので、今日録画を再生。
そもそも、このドラマを知ったのはTVガイド誌。しかも、TVガイド誌発売の2,3日前に技術士関係のプロジェクトマネジメント関連の会合で、「黒四」ダムが話題となった。もう着工して50年以上たつ。また、以前も書いたけど、映画「黒部の太陽」は今となっては見る機会が皆無という代物。
TVドラマが気にはなったけど、TVガイド誌では主演の香取慎吾が大きく書かれており、技術的な内容に踏み込まないような気がして、余り期待してなかった。
ところが実際は、香取慎吾演じる施工の親方以外の、トンネル技術者とか関西電力の社長などの場面も少なくないし、トンネル用語などもテロップで出て楽しめた。工事に関わる色んな人たちの葛藤がうまく表現されていたと思う。
当時の映像のためにCGも使われていたが、バスなどは実写が多かったと思う。また、関西電力のビル自体は、大阪の宇治電ビル?? あるいは、似たようなビルを大阪のあの近辺で見た気がする。ただし後者は勘違いかも。ドラマは、ビルの実写と背景のCG合成かな。そんな作りも、個人的にちょっと気に入った部分。
ちなみに、民放のドラマなので、スポンサーがどこかも最初気になった。某有名自動車メーカーとか電気事業連合会の名前がなかなか出ないので、「あれっ」と思っていたが、初日の後の方で出てきた。自動車とかビール系の同一業界の複数の企業がスポンサーとなる格好になっていたので、その意味での各社の思い入れとか説得などがあったんだろう。
なお、掘削機の「ジャンボ」が出た時、「えっ、こんな細かったんだー」と驚いた。ただし、ドラマでの別の方からは手掘りだったんだから、当時は先覚的だったんだろう。また、排水の方法の検討の際に、シールド工法とか冷凍の言葉が出たので、技術者の方は研究レベルの情報を仕入れていたということだろう。(ただし、本件はちょっと調べて別掲。)
2日目の最後に、DVD化決定の旨が出たので、値段との相談になるだろうけど購入しようかな。(自宅での映りが良くなかったのと、やはりコマーシャルが気になりそうなので。)