つれづれなる技術屋日記

しがない技術屋。専門は情報工学で、「つれづれ技術屋」って呼んで。

JaSST'08 東京 出荷判定寸劇など

JaSST'08 東京へ参加。ソフトウェアテストのイベント。 http://www.jasst.jp/archives/jasst08e.html 我々は、出荷判定寸劇を演じる。SQiPを含めると2回目。もちろん劇そのものは内容なども大きく違うので別物なんだけど、発想として観客にも判断をしてもらうというコンセプトは同じ。

f:id:honda-jimusyo:20200916121341j:plain f:id:honda-jimusyo:20200916121345j:plain会場の目黒雅叙園の様子。初めてだったので、日本風の所々に驚く。

数年前は、プロジェクトの関係で結構近くで作業していたが、入った事はなかった。朝、駅からの下り道では足痛くなった。結構急勾配。しかも人が多くて、「えっ~、こんなに集まるの?」と思っていたが、近くにできたオフィスビルへの人たちだった。数年前は無かったんじゃないかな。

基調講演は、ケーパージョーンズ。 以下が参考になるかな。 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080130/292517/ 品質の高い組織と低い組織の比較など面白かったし参考になった。いくつかの数値は、実際チェックしてみたい。特にBackfiringと呼ぶ各言語とFPとの変換の話をしていた。以前から変換の一覧はあったけど、Backfiringと呼んでいたか??

実は、昨日もとある所で彼の話を聞いた。昨日とは資料は別。両方ともすごいページで、感服というか頭が下がる。あっ、日本では京都、奈良、下田に行ってと言ってた。また宮本武蔵平家物語を読んだとも。

なお、彼も情報交換会(懇親会)に出席していた。実は昨日も講演後彼にサイン貰う人に付き合った。どちらでも、サイン貰うチャンスあったのに、本持っていかなかった。懇談会に参加するとか、しゃべる時間があるとは明記無かったので、、。(しかも、両方とも結構重いものの持ち運びがあったので、彼の本をしのばせるという発想にならなかった。)

f:id:honda-jimusyo:20200916121348j:plain左は、出荷判定講演直前の会場リハーサルの様子。 リハーサルなどを含めると時間が無かったので、メンバーがおにぎりなどを買ってきて、控え室で食べる。事務局への意見で、昼休みを長くというのも頷けはする。駅周辺に店はあるけど、集中すると食事しにくい。駅方向へは上り坂。でも、休憩時間をずらすなどのほうが良い。時間を長くしてもあの近辺で食事しにくいのは同じだし、休みが長いとテンション緩むし、、。

 

メンバーのうちの一人のブログ。 http://softwaretest.blog87.fc2.com/blog-entry-37.html 出荷OK/NGのどちらになりそうかを、微妙な状態にしたのも以前と同様。残バグがあるのが、特にポイント。

で、観客の判断は、若干NGが多目。会場の質疑応答でNGと判断した人に理由を聞いたら、回避策の提示が不十分との事。言われて気がついたけど、PPTでも口頭でも、その辺りに触れていなかった。SQiPの時には、ちゃんと触れてたんだけど、、、。 OKにしようとの考えでセリフなどを考えていたので、ミスといえばミス。でも、その分皆さんが注意して聞いてたということで、ありがたい。

ただし、出荷判定会議の経験者が3割いたか? これは、ちょっとまずいかも。Web開発とかでもイベント化すべきだ。(あるいは、携わっている製品やプロジェクトに、出荷判定会議とかそれに近いイベントがあるかと聞いたほうが良かったかもしれない。) またIEC 61508の部分は、そもそも目標基準を明確にしてないとかの会場の指摘があった。そちらは補足説明で乗り切る。(ただし、安全評価の表はあくまで仮想で、フィクションとしても非常に甘い記載。間違いと言われても仕方ない部分ではあるが、これは一般製品への適用という意味ではちょっと課題かな。)

 

反省すべき事項が少なくなかった。劇を演じるメンバーの数や時間の関係もあるので、更に難しい。特に今回は、リハーサルなどで寸劇自体の時間を短くする必要があり、皆の頭がそちらに行ってしまったのも大きな反省点。前段の説明などを短くするなど工夫すればよかったというのも、劇の後の意見。 また、もっと”出荷判定とは”の原点に立ち戻って、ドキュメント化するなどの提示方法もあるなとの意見も。寸劇メンバーで、ネット上のマインドマップツールを利用して、多少リストアップしてるけど充実していく予定。

午後の講演で、まずはWebの性能チェックツールの話を聞く。実務じゃないし、1つのツールの説明だったので、自分にはさほど有益となならなかった。 その後が、「モデル検査ブートキャンプ」。VDM++ VICEなどだと良かったんだけど、関西電力での説明は別の手法。逆に、ちゃんと色んな手法の長所などを知らないといけないと痛感。富士ゼロックスでの説明で質問あったけど、時間の関係でカット。オーエスエー・リミテッドの説明は、ループのモデル検査には有益。ただし、こっちの思っているモデル検証の範疇とはちょっと違う。C0/C1の延長がいいかな。 なお、富士ゼロックスの人には、セッションが終わってから質問。xUMLとModel検証用言語との関係(テストクラスなの?)とか並列処理のモデル検証方法。後者は色々工夫しているとか、まだ不十分? 引き止めるのも悪いと思い、他のモデル検証も含めてウォッチかな。

なお、関西電力でのツールのCDを配っていたけど、質問の関係もあってもらえず。ダウンロードして試すか、、。 とにかく、実はJaSSTへの直接参加は初めて。色々有意義だった。次回は2日とも参加しようかなと思う次第。 情報交換会や会場で見知った人たちと会う。顔を合わすのは半年振りの人もいて懐かしかった。交換会や会場で、懇談できなくてすみません。また、酔ったせいとか講演を聞いてなかったせいもあって、失礼な対応となってしまった人もいて超反省。メール来たら謝らないと、、。

 

なお、寸劇メンバーや知った人等とカラオケカラオケへ。結構メンバー増えて、終盤に来た人を含めると14名。たまたま雅叙園の出口で、別の人の知り合いだった関西からの人も合流。 結局3時間も皆で唄う。 実は、カラオケへは目黒雅叙園の出口で予約して行った。ビックエコー。同じ会社の若い人がたまたまいたので、予約してもらう。昨日の朝に調べた場所に行ったら、予約を受けてないとの事。100メートルくらい駅寄りの別の支店だった。 予約の時は、携帯の情報サービス経由。目黒駅周辺は携帯のサービス上は一店だったみたい。カラオケ屋さんがどんどん増えていくのに、情報が追いついてなかったのか、、、。繁華街の場合は、カラオケ屋さんに予約するとかメンバーと合流する時の連絡の時は、場所を的確に言うなど気を付けないとつい思ってしまった。

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