つれづれなる技術屋日記

しがない技術屋。専門は情報工学で、「つれづれ技術屋」って呼んで。

「東京マラソン」プロジェクト

昨日は、雨だった事もあり時々「東京マラソン」の様子をTVで見た。一夜明けた今日は、ワイドショーでも舞台裏を放送していた。

当日のTV放送(フジテレビ)等での値を以下に記載してみる。聞き違いとかは、ごめんなさい。また、約とかは省略。車椅子と10Kmの部も開催されたけど、ここでは記載省略。

フルマラソン参加予定者数 25873人

最少年齢 18歳

最年長(男性) 85歳

最年長(女性) 79歳

平均完走予想タイム 4時間9分59秒

ボランティア人数 1万人

動員警察官 5000人

スポーツドリンク 22万8200杯

ミネラルウォーター 40万本

給食エリア 4ヶ所

バナナ 4万2000本

一口アンパン 1万2000個

人形焼き 6000個

梅干 8000個

チョコ 1万4000枚

レーズン 1000粒

完走女子への花束 6000本

トイレ スタート地点に500台

トイレ 1キロ毎に確保(コンビニ、仮設等)

医師 40人

看護師 66人

トレーナー 110人

ドクターランナー 100人(赤いバルーンつけて併走)

AEDバイク隊 10人(自転車)

ランナーの荷物搬送 40台(11トントラック)

AEDバイク隊は大学のボランティア。一時心配停止者が2名。(救急搬送は16人?)

制限時間は、7時間。完走率96.7%。

全員がランニング用ICチップを実装。今回は、ゼッケンナンバーで携帯等からラップタイムが判明するようにしていた。

wikipediaの「東京マラソン」は以下。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%82%BD%E3%83%B3

交通規制の準備も大変だったようだ。交通規制の関係で、陸の孤島化した箇所には、事前に消防車待機。当日予定されていた慶応大学の入試では、受験票に交通規制の旨を記載。

TV番組では、予算は15億円で、そのうちの1億円が都の財政からと言っていたと思う。

結構意外だったのは、小雨の中でゴールでのテープを持つ人が着物姿だった事。いきだな~。ただし、女性ランナーの有森さんの時は普通の姿の人だったので、ちょっと残念。深々と頭を下げた有森さんと一緒だといい絵になったんだが。

また、ちょっと良かったのは、スタートの時に東京メトロの透明の薄いポンチョ。(あの寒さと、荷物を預けた後からの時間の長さじゃ、気休めだろうけど。)

交通規制の様子や、仮設トイレの搬送の様子を以前見たけど、これだけの規模のプロジェクトをほぼ完璧に進める所が日本のプロジェクト管理のすごい所と感心した。所々に気配りもある。

ただしTVでも指摘されてたけど、課題はトイレと荷物。後者は、特にゴールした後での処理が良くなかったみたい。1時間も待たされたとか。

飲食物が少なかったのも今後の課題。特にバナナは当初37万本との案内で、後になって1桁間違いに気づき急遽(元の3万7000から)増やしたとのこと。

初の市民フルマラソン大会だからとの話しがあるかもしれないし、都市マラソンとしてのユニークさやランナー等からの好感もあるが、やはりトイレ等の件はプロジェクトとしてはちょっといただけない。人数多いのは当初から分かっていた事だし、制限時間7時間となるとやはりトイレや食べ物などは大きな課題。

数年前までは、東京シティマラソンとして市民マラソンを開催している。また、車椅子のレースも同時というのも一緒。そのレースでも、都庁から大井競馬場まで荷物をトラック輸送していた。(ただし、シティマラソではそれなりの制限があり、フルマラソンハーフマラソンで○○時間以内の記録証の送付が義務付けられていた。)

その当時を知っている人がいたら、今回のフルマラソンでの荷物搬送も改善できたのかもしれない。

プロジェクト管理でも、先達の知恵の確保なり継続が重要という事を感じた一日だった。

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