つれづれなる技術屋日記

しがない技術屋。専門は情報工学で、「つれづれ技術屋」って呼んで。

「進撃の巨人」 時代設定?を考えてみる

アニメ「進撃の巨人」のThe Final Seasonが12月からNHKGで放送予定。それを前にして、今日深夜から Season1~のダイジェストが放送される。

 

www6.nhk.or.jp

上のページで、「進撃の巨人」The Final SeasonのPVが公開されてて、飛行船や軍艦のようなものが登場してくる。

 

 

自分は、「進撃の巨人」は名前は知ってたものの、漫画もアニメに触れてたわけではなかった。ところが、今年の正月にCSで(season1とseason2の)一挙放送があり、ちょっと見てみるか程度の気持ちで録画した。再生して、なかなか面白いと、その後もダイジェスト版やseason3の再放送などをチェック、、、。

 

多少グロテスクな描画が少なくなかったけど、町並みとか林や馬の描画が結構緻密で、その辺りで続けて見た気がする。そしてストーリーというか謎かけ的な側面も面白く感じるようになった。

 

 

で、技術系の話題が主の本ブログで取り上げたのは、「進撃の巨人」での主人公らの住んでるところというかエリアの、時代設定を考えるのは思考実験として悪くないと考えたため。(地球外も含めて)架空の話なので、時代設定と言うのは少し変ではあるが。

そもそも、アニメでの交通手段は馬程度。避難の際に船が登場したり、主人公らとは別エリアで飛行船が登場するけど、巨人の調査等では馬。

そのせいもあって、実写版の「進撃の巨人」で自動車めいたものが登場した時は、えらく興ざめ。実写版はほとんど見てない。

 

他で言うと、主人公のエリアの建物関係では、”風車”が時々登場する。また、主人公の家の様子では、井戸の”手押しポンプ”すら登場。市場とかで魚を捌くシーンもあるが、冷蔵庫みたいなものはない。日本で言うと、明治時代に近い感じ。なので、自分としては、立体機動装置なる武器は登場するものの、大砲などや兵団の着る物とかも明治辺りを前提に考えることにしている。(防寒も化繊とかではないイメージ。)

 

どうも”電気”は存在しない感じに思っている。懐中電灯のようなものが出るシーンがあって電池利用かもと思ったけど、解説めいたコーナーで「光る鉱石」を利用してると。なので、個人的には、電気と石油はまだ発明されてないというか、ないという設定と思われる。(ちなみに、アニメも含めてシリーズの最初の方で、外の世界に「炎の水」などがあるとの台詞が登場する。炎の水が恐らく石油のことで、The Final Seasonでその正体が明かされるだろう。ちなみに、立体機動装置の動力については別作品で「氷爆石」と書かれているらしい。)

 

兵団として巨人の調査に向かうが、見つけて他の人に知らせるのに”のろし”めいたものを利用している。個人的には、そのシーンは結構面白く感じた。また、他の方法がないかと思ってるけど、電気というか無線の無い状況で(巨人や馬の)それなりのスピードの移動への対応となると、なかなか思いつかない。自分として、思いついても良さそうにと、不思議な感覚を覚えた。(日本の西南戦争の際に、モールス信号が活躍するが、技術やそのための設備を急速に発展させたことになり、改めて感心。)

 

ところが、The Final SeasonのPVでは、軍艦らしきものが登場して、石炭とかの鉱石の類が動力なんだろうな~と思っている。鉄道のようなものも登場した。その辺りが気になって、The Final Seasonがちょっと楽しみである。興味あれば/興味出てきたら、皆さんもちらっと見て、考えてみるのも面白いと思う。

 

 

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