今日は、自分の属するふるさと会の会合。会合と言っても同郷の人達が集まっての飲食が主で、今日のこちらは会の運営サイドで、式では色んな裏方作業を担当した。
で、以前に会計報告を担当して欲しいと言われて「実際の会計担当でないのに、、、」と思いながら、渋々引き受けた。そしたら今日驚いたのは、来期の担当として”会計”と書かれていること。会合で会計報告をしゃべるのと、会計を担当とするのは大違い。自分は知識や性格で分野的に会計という柄じゃないし、他の人からも言われたけど「ほんださんは会計無理でしょうに、、」^.^;。 まっ、今までの担当の人とか新しい他の担当の人とかとも話して、(会計報告する程度の作業にさせてもらえそうだったので)結果的にはそっちも渋々引き受けてしまった。
会合での焼酎によるほろ酔い状態で帰宅し、ふとこんな団体での会計とプロジェクトマネジメントでのタスクとの関係が気になってきた。PMBOKのプロセス群と知識エリアの表を見ながら、思いをめぐらせた。
このような団体って、具体的には、町内会とか勉強会の団体なども似ている。設立されて、イベントの時など会費などの収入と設営や材料費を見ながら創意工夫。単位年度ごとにグループ内(外)に収支決算を述べる。団体の消滅はあやふやだけど、少し余ったら会運営メンバーの飲食に回して解散というケースが多そう。赤字での解散ケースでは、会長さんや会運営メンバーが身銭を拠出だろうか。
ただ、結構悩ましいのが、通帳の名義。最近は厳しくて、団体名で簡単に通帳を作成できない。かといって会計担当や会長の個人名義だと、担当などが変わった時に名義変更するなどの処理が必要になる。団体によっては、思い切って法人化するところもあるにはあるだろうけど。(個人的な実感としては、団体名通帳作成のための対応を行うところが少なくない。)
「”通帳作成”って、どこのプロセスかな~」と思ったけど、プロセス群と知識エリアの表に該当するのは無い。団体の設立プロジェクトの場合として表を眺めても無い。つまり、プロセス群と知識エリアの表って、組織体がある程度構築できてからの体系と考えるべきだ。ある意味当たり前で、今回認識を新たにした。
本ブログで他にも述べているけど、定常業務とプロジェクトマネジメントは、やり取りしながらの運営が必要だ。プロジェクトを、プロジェクト目線でばかり見ていては不十分と言っても良い。町内会だと、夏祭りを1プロジェクトとすると、それ以前に、会計担当やその資金プール、人的資源確保で言えば確実なメンバーと予備的なメンバーの想定や根回しなどがあるかと思う。 (プロジェクトマネジメントの技法的には、前提条件とかへの記載項目だろうけど、実際に夏祭りを運営する際には、それらの前提条件を実施しておく必要があるといったイメージだろうか。)
なんか渋々引き受けた会計担当だったけど、プロジェクトマネジメントの知識体系や定常業務との関係での気づきが出来たことは大きかった。
追記:今日金融機関に出向いた際に、ついでに団体での通帳のことを聞いてみた。4月に少し法律改正がありそうなことも含めて親切に教えてもらった。手間も少ないベストな方法は決まってないようだが、思うに、団体の申請も行って団体の印鑑も作成して使用するのが良さそう。担当や会長が替わっても対応しやすい。そうなると、組織体としてまず考えるべきは、規約、メンバーやシンボル(印鑑)ということかな。後者の括弧部分は日本の場合になるだろうけど。