つれづれなる技術屋日記

しがない技術屋。専門は情報工学で、「つれづれ技術屋」って呼んで。

アジャイルと信頼度成長曲線

アジャイルのときの信頼度成長曲線」って、Twitterに書かれていたのでつい反応しちゃった。スプリントバックログとバーンダウンチャートぐらいじゃないでしょうかとRT。

基本的に水と油。というか、両方とも用語が一人歩きしてる感じがある。ちゃんと理解しながらやってる人たちもいるだろうけど、そんな人たちは別の言い方なり問いかけをするはず。

どうやらTwitterでの発言者の回りでは、バグ件数の推定に信頼度成長曲線(という言葉)を使っているみたい。そもそも終盤のバグの残件数の推定には役立つだろうけど、プロジェクトの開始などでのバグ件数予測には、信頼度成長曲線は使えない。その辺りを分かって運用して無くて、しかも単にバグカーブが寝るかで出荷OKの判定をするなども横行してる。それに近いように思えた。ひどい組織体は、寝せるためにテストそのものを休めるなんて話も酒の席では出たりする。

そんな組織体でバグカーブを利用するなら、どんな開発プロセスで実施しようとしても効率や品質が上がるはずがない。

逆に信頼度成長曲線を理解して利用していれば、開発プロセスがなんであれ、バグ管理なりチケット管理して、発生数や解決数により残バグ予測すればいいので、何ら問題ないはず。(チケット管理のツールがバグカーブを出してくれなければ、チケット管理のデータをエクスポートして信頼度成長曲線のツールにインポートすれば済むだけの話。横軸をテスト件数にしたければ、さらに一工夫いるかもしれないけど。)

つい書いとく。

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