今日は、”Bloglines”ヘ、気になっているブログをノミネートした。少し操作にも慣れた。この類のツールは、本当に便利。特定分野のブログを、一まとめにして見ることが出来るからだ。しかも、以前から更新されたブログのみ列挙できる。(逆に、ある特定時間前から列挙させることも可能。) しかも保存も出来る。 そのため、今日は学会やフォーラム系、ニュース系、そして知り合いのブログを登録した。特に最後は、ブログの更新状態がわかり、今年の締めくくりという意味でも役立った。 その中で、更新されていて少し驚いたのが、「知識ゼロから学ぶ ソフトウェアテスト」のブログ。まっ、ソフトウェアのプロセスとかテストとかは狭い業界。著者には、時々お世話になっている。(ソフトウェア自体が狭い業界だけど。) なおブログ名は「知識ゼロから学ぶ ソフトウェアテスト」だが、個人的には「現場の仕事がバリバリ進む ソフトウェアテスト手法」の方が好きだ。 そのブログでの12月18日の日記で触れているのが、Windows Vistaの行数。Vistaのソースコードが5000万行。4000人の開発者、と同数のQA(テスター)。まっ、開発とテスターが1:1ということで、一般論と合致。また、一人1万行も、他と似ていると思う。 なお、一人1万行って期間を加味しないといけないけど、私の経験ではそれくらいが人間の集中力の限界。大抵は、1年とか長くても2,3年。つまり、一人当たりのプロジェクトでの生産量は多少変わるけど、2,3万超えるのは(超えるのを前提とした計画は)どっかがおかしいくらいに思った方がいいというのが個人的意見。あくまで生産という立場での平均的な数値だけど。(Vistaのような場合、期間は長いとの認識かもしれないけど、実質的な生産部分の期間は、2,3年じゃないのかな~。それ以前の研究的な期間は多少長いだろうけど。間違っていたらごめん。) で、気になったので、SECでのほかの機器での行数の資料も、もう一度探しもとめた。IPS(SEC)での発表資料。東洋大学の野中先生による。 そこでのP5に書いてあるように、DVDレコーダーで100万行。ちなみに、P19には、日本のソフトウェア品質は高いんだぞというのもあるので、興味あれば見て欲しい。 ただし当時よりも、製品でのプログラム行数は増加、日本のソフトウェア品質は低下というのが、まっ飲み会レベルでの常識かな。(行数の件は、対数軸上で外挿した値で認識すれば外れてはいないはず。) 年末でのブログの整理のおかげで、ちょっとソフトウェア工学のおさらいをする羽目になった。来年の課題がいくつか出来た感じでもある。