以前”初期「受け入れテスト」”って書いたけど、ハードウェアの受け入れテストも重要である。以前「受け入れテスト」を書いた時も頭の隅にはあったけど、明記しなかったようで、補足的に今日記載。
ハードウェアの受け入れテストも、開発の初期段階に行われるのは同様。ここでのハードウェアって、社内の新規基板の場合もあるけど、他部署での(先々内販/外販予定の)半導体とか、他社の半導体なども含む。
で結構厄介なのが、ソフトウェアにバグがあるように、ハードウェアも完璧なものが最初からある訳じゃない点。しかも量産を意識している場合、修正ハードウェアを入手できるのに期間を要することが多い。(逆にFPGAのように、変更が容易なケースもある。その場合は、修正確認に付き合わされる頻度が多くなる。)
基板のような場合は、ジャンパー線で修正ということも少なくない。試作機が何台もある場合は、修正済みとそうでないものが混在。ハード屋さんは、出来れば修正台数を少なくしたいと言うし、、、。
ハードウェア受け入れテストを、誰が実施するかも懸念点だろう。ソフトウェア開発メンバーになることが多いが、テストの頻度やボリュームが大きいと、委託などの方法も検討する必要がある。ハードウェアの一般的な知識や組込みの知識があった方が良いので、人捜しが難しくなる。
結局、この辺りを含めた開発初期の作業項目列挙や人員の手配などの立案や実施が重要だ。開発のその後を、大きく左右すると言っても過言ではない。