今日は、横浜 パシフィコ横浜で開催されている「組込み総合技術展 2005」(Embedded Technology 2005)のカンファレンスに参加。
演題は、「アジャイル手法は組込みシステム開発に使えるか」。アジャイル系メンバーをよく集めたなという感じ。
非常〜に幅広い話題が出て、その意味では面白かった。ただし、会場とのQ&Aが無かったこともあり、組込み系のエンジニアがどう感じたかは不明。
断片的であるが以下に話題を記載しておく。
・議論のテーマとしては、「規模に対して効果があるか」、「品質はOKか」。
・Kent Beck のXP入門第2版の日本語版が出るらしい。
・「アジャイル」というより、「PDCAを回す」とか「見える化」をやりますといった方が上には判りやすいとの意見が出た。
・アジャイルは高スキルの人達でやれば効果的だが、そうでなければ難しい。
・品質に関しては、テストファーストは本来高品質との話や、アジャイルでの朝ミーティングなどを例に律儀さを述べていた。
・いま品質が60%とか70%であり、それを80%や90%にするためには使える。
また90%を100%にしたいのなら、静解析など別手法の利用を考えるべきとの意見有り。
結構参考になった。ただし、先覚的だったり前向きな企業や団体は、どんどん取り入れているんではないだろうかというのが、個人的な感想。