「ディシジョンテーブル/原因-結果グラフに対する苦手意識」の続編。
どうやら苦手意識は、真理値表的な話と状態遷移的な話が混在して話されるケースがあるからと思えてきた。2つの記述を1つのテーブルで行うために、自分は混乱しやすい。
真理値表的な話なら、論理式による簡略化(圧縮)が可能だし分かりやすい。逆に、状態遷移的な話の場合、状態遷移表(など)を作成することで、状態の遷移や処理の流れをイメージしやすい。状態遷移なら、無限ループ的なこともあり得る。
ちなみに状態遷移表での記述の場合は、関連するツールにより、ロジック上の間違い検出やテスト生成なども可能である。ツールによってはテーブル圧縮を行ってくれるものもあるかもしれない。ただしロジックのレビューなどで人手で行うことが多そうに思える。(前のブログで述べたように、真理値表による記述であれば、それに応じたツールは少なくない。)
なお電子回路なら、真理値表的な話はANDやORでのロジック回路の世界で、状態遷移的な話はフリップフロップなどを含む順序回路の世界と考えても良さそうだ。
ディシジョンテーブルの上で、真理値表的な記述と状態遷移的な記述を混在させるのは、人や組織体の好き好きに思えてきた。個人的には、テーブル圧縮やテストの網羅性なども考えるのなら、2つは区別した方が効率的に思えるんだが。