つれづれなる技術屋日記

しがない技術屋。専門は情報工学で、「つれづれ技術屋」って呼んで。

キオスク閉店と技能者の離反

1月ほど前に都内に出たときに、ついでに「日経ビジネス」買おうとJRのキオスク行ったら、結構閉まっていた。横浜駅で、2,3店。秋葉原の駅も、片方はそうだったはず。横浜じゃ「日曜だからかな~」位に思ってたけど、いくつか回ったら閉店の張り紙。少し気にしていた。

今日のTV朝日の番組で、読売新聞(の夕刊?)が、この事扱っていると知った。1/3が閉店とか。早い話、多量の物の値段を覚えておく必要があり、それをこなせる人がいないということ。もちろん人件費上げれば集まるかもしれないけど、経営的にはそう簡単には行かない、、。

1月ほど前でも気になったけど、キオスクが閉まっていても、新しいコンビニのような店舗は営業していた。あっちだと(ちょっと失礼だが)バーコードで値段を読み取れば、誰でも出来るタイプ。古い人間のせいか、キオスクの”凝縮”感が好きだし、効率の良さは参考になると感じていたんだけど、、。邪推だろうが、お客さんとの会話や社内での交流などもあれば、キオスクの店員さんも我慢というかやりがいもあるだろう。お客もほとんど無口になったり、社内での評価も無いとなると、「わたしゃ、バーコードリーダーの代わりなのかな~」位には思うだろうな。

何か、2007年問題とか技能人材確保の問題と似ている。色んな人の話から、ソフトウェアで言うと、テスト技能者、最近はプログラマーもその類に似てきた様に感じる。この前博士課程の人と飲んだけど、それなりにソフトウェア勉強してきた連中は、メーカーへの就職を避けてるそうだ。もちろん、よほど、そこの製品が好きなら別。個人的にも、技術的な話しの交流でもあればいいが、そうでないと「わたしゃ、○○の代わりなのかな~」といった感情も出てくるんだろう。

ソフトの人が足りないと昔言われ、何か人海戦術的なイメージを植えつけてしまい、モデリングや効率化、ロジックなどを蔑ろにしたのも原因かな。各組織体での、それらに対する取り組みレベルの格差も広がってるし、、。

”ソフトウェア”店とか”技能”店の閉店を意識しとかないいけない時代なんだろう。うーん困った問題。

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