つれづれなる技術屋日記

しがない技術屋。専門は情報工学で、「つれづれ技術屋」って呼んで。

OSSでの開発プロセスとかコミュニティマネジメント

今日何気に見つけたのが、IPAの「OSSモデルカリキュラムV.1拡充」。

http://www.ipa.go.jp/software/open/ossc/seika_1006-2.html

7月公開だったようだが、知らなかった。カリキュラムの更新版というか拡充版。V1.1ってしても良さそうなのに、なぜか”拡充版”。

で、個人的に良いなと思ったのが、OSS(オープンソースソフトウェア)での開発プロセスとか管理に関して記述してあること。拡充版で、そこが追記されている。OSSコミュニティでのバグの扱いとか、それに対するテスト、その結果の管理などに言及してある。

以前から何か資料があればと懇親会とかでちょっと述べたりしてたので、希望がかなった感じ。まっ、そうやって要望を言ったからでもないだろうが。

ある程度予想していたことが多いけど、やはり参考になった。あるいは、これをネタにして、より詳しい話を聞いたりができる。例えば、メンバー間で意見の相違があった場合の収束方法など。議論するのは分かるけど、どうしても真っ二つということもあると思う。

OSSでもない一般のソフト開発でも、コミュニティのあり方やコード品質を一定以上に保つ活動での参考になるだろう。特に、市場に出してからの保守開発や、複数ユーザでのβテストを何度か行う時などに有効と考える。

あるいは、大学の教育などで、グループによるソフト開発での参考として活用するのも良いかもしれない。PSPなどとも違うと言えるので、グループ間でどんなプロセスにするかも含めて競わせるのも面白いかなと思った。

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