今朝の新聞(日経)で目についたのが、自動車メーカーの”トヨタ”さんが「品質」専任専務を任命するとのニュース。6月発足する新経営体制からとの事。
情報工学が専門と言いながら、多少品質関係にも関与している我が身としては、エールを送りたいニュースだ。品質の重要性を言いながらも、それを役員の配置などまで実践する企業は皆無だから。
ただし、トヨタさんにも切羽詰まった事情があるようだ。2005年はリコールが180万台を超え、系列メーカーでの死亡事故も20件超とのこと。後者は月に1件以上になる。品質や安全対策の強化が急務というのも頷ける。
幸いと言うと変だが、情報関係での死亡事故は自動車や建設、建設などの業界からすると皆無と言えなくもない。しかし、情報系の友人などとの飲み会で話題となるのは、脳溢血とかでの死亡や”うつ”などによる長期入院。そして情報関連の品質問題は、東証の例を引くまでもなく影響も大きくなり、件数が増えている。
自動車ばかりでなく、情報を含めた他の業界も参考にすべきと思うが、トヨタさんに追従する問題意識のある企業がどれくらい出てくるのか、、、。