つれづれなる技術屋日記

しがない技術屋。専門は情報工学で、「つれづれ技術屋」って呼んで。

2020東京五輪での技術革新

今朝の日経新聞では、「五輪、テレビでも臨場感」と題する2020東京五輪での映像技術の進化。オメガ社による競泳でのスピード表示や、インテル社による立体データによる再現などが紹介された。

 

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上は、記事でも触れられてた、競泳大橋選手の200m個人メドレー決勝でのシーン。ゴール直前の様子。

 上は、多分新聞記事と同じ技術と思われる、バレーボールでの立体データによる再現。他にも、体操やトランポリンで目にした。いわゆるビデオによるリプレイみたいな時間差で再現されるので、結構参考になるし臨場感がある。

 

しばらく前にテレ朝だったと思われるが、実際は実現しなかったものも含めて2020東京五輪での技術革新の紹介があった。ここでの競泳でのスピード表示以外に、複数カメラの映像を組み合わせてのヨットのレースの様子や遠隔地での立体再現などが紹介されたされた。後ろ二つはパブリックビューイングの利用を考えていたようで、実現しなかったと述べてたと思う。ヨットは全体というか俯瞰的に見る事ができるもの。立体再現は、卓球の様子だったけど、遠隔地で中央とか選手後方とか各自の位置から試合会場で観戦している雰囲気になるそうだ。

今回の新聞記事は、実現した技術革新だったが、上のような実現しなかった技術革新にも言及してもらえればと思った次第。国内含め次のイベントへの活用、他社を含めた技術革新に結びつくと思われる。ふと企業サイドから発表すればと思ったが、新型コロナの影響をどう表現しつつ紹介するかが悩ましそうで、新聞記事や専門分野のネット記事辺りの方が良さそうと思った次第。

また、結構以前は、「空飛ぶタクシー」とかも予定されていたと思う。自動運転での選手輸送もそうだった? リニア新幹線の開通を言い出した人達もいた気がする。それらも実現されなかったと言えるが、その辺りの理由を冷静に考えるのも悪い事ではないと思われる。リニア新幹線辺りになると過度な政治家さんらの便乗辺りが理由だろうけど、自動運転や空飛ぶタクシーは広く一般に広めるための規制とか権利関係の絡みが大きそうに思われる。そして、安全性というか万一のリスクとのバランス、、、。それらの概要を情報共有することで、用途を絞った更なる技術革新を行い、そんな用途における問題解決を進めていくべき。ふとそんなことも思った。

 

 

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