以前、東京オリンピック(東京五輪)の契約について述べた。その後、東京五輪の延期(2021年開催)が発表されたり、最近では新型コロナの感染拡大に伴い中止を含めた開催の話題が再燃している。
昨年、東京五輪の延期発表やバッハ会長の来日の際に、延期するのなら契約は?と気にしてた。的確な日は覚えていないが、バッハ会長来日後しばらくして東京五輪のページを見たら、延期に関する契約が置かれてた。タイトルは「付属合意書No.4」。
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つらつらと読んでみたけど、開催の延期とか剰余金のことには触れてるけど、肝心の新型コロナ対策費とか損害賠償は分かりやすく書いてない気がする。こちらが専門家じゃないからだろうけど、、。なお、対策費の方はIOCが負担することに言及してないので、わかりにくく感じてしまうということで、(案の定)東京都や日本国の負担と読み取れて個人的に諦めモード。損害賠償の方は、国際慣習なり大会中止保険などによって、本合意書の範囲外なんだろうが、皆さん気がかりだろうにと感じる。
なお、合意書の日本語訳の最後の方のサインの部分に、具体的な日付とサイン者の氏名がない。最初の開催都市契約では、日付は冒頭で、末尾ではサイン者の氏名が明記されているのにである。オリジナルの英文には、日付や氏名が書かれている。英文のそこは都知事などの氏名でなくて、ふと意図的なのかな~と思ってしまった。