つれづれなる技術屋日記

しがない技術屋。専門は情報工学で、「つれづれ技術屋」って呼んで。

新型コロナ アジア諸国との対比、実効再生産数を再確認

新型コロナウイルス。直近のテレビとかでは、”帰省自粛すべき”と”自粛すべきでない”を対立構造としてコメンテーターなどが意見述べてる。分科会とやらや東京都知事が指標を述べるけど、なんか都合の良い指標に変えられてく様な気もして、何だかな~感を覚えてしまってる。

 

そこでまずは、アジアやオセアニアの近隣諸国との対比を調べてみた。アジアと言ってもパキスタンやインド以西を除いてる。とまた、自分に馴染みの無い国を含めて無い。

 

元ねたは「札幌医科大学医学部 附属フロンティア医学研究所 ゲノム医科学部門」である。1,2ヶ月ほど前では国名表記が英語だったのが、日本語表記に出来るなど色々進化していた。

人口あたりの新型コロナウイルス感染者数の推移【国別】

中国、韓国、台湾、ベトナムなどのアジアと、オーストラリア、ニュージーランドの国や地域を感染者数のグラフで指定した。

人口あたりの新型コロナウイルス感染者数の推移【国別】(アジア+オセアニア)

以下は、そこでの表示を、縦軸を(対数ではなく)普通数値というか実数の表示にしたものである。ちなみに”過去7日間の増加”や(”全ての国”ではなく)”実数表示”などはそのままである。

 

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以下は、そこでのランキングを感染者数の多い順(ワーストランキング)で示したもの。

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いつの間にか、韓国やオーストラリア、そしてシンガポールよりも感染者数が増えてしまっている。

 

以下は死亡者数でのランキング。

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最近は、感染集者数で述べるよりも重症者数で考えるべきという人も少なくない。それ自体を悪いと言う気は余り無いが、近隣諸国と比べると、日本の死亡者数は余り良くない。アジアでは、死亡者ゼロの国が少なく無い。日本は奇跡的に死亡者が少ないとのヨーロッパやアメリカの言をマスコミは流すけど、死亡者の少ないアジア諸国の中では劣等生と認識が必要と言える。

 

 

3月4月あたりでは、(専門家会議経由の?)「実効再生産性」の事がテレビとかでも取り上げられてた。それが段々言われなくなり、分科会とかになって上で述べたような新しい指標になった。政府等の施策との関係をついつい考えてしまうけど、実効再生産性が以前の感染者数減少などに結びついたような気もして、何だかな~。

 

実効再生産性と、今回の指標での「(5)直近1週間と先週の比較」は同じと言えば同じだろうけど、どうも(5)の方は日曜日~土曜日での1週間で、7日間では無い気もしてきた。東京都の算出がそんな感じだったような、、、。他の指標でも似た側面があるけど、指標は日々公の数値で算出できるほうが良い。そして、日本全国の他に、各都道府県での数値も自動的に算出できる方が良い。

 

そんな事を考えながら、実効再生産性が分かるサイトはないか調査。1つ目は東洋経済によるもので、2つ目は学生ボランティア運営。後者は信頼区間を明示した表示にしている。

 

 

toyokeizai.net

rt-live-japan.com

2つの数値が結構違ってて、算出方法によるだろうけど、それにしても、、、が今の感想。例えば以下は、直近沖縄での違い。Rt Covid-19 Japanの1以下は、結構懐疑的に感じる。Rt Covid-19 Japanでは他に、神奈川県が0.17、大阪府が0.46と気になる県がいくつかある。

 

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 2つとも8月10日での生成やスナップショット。個人的には「祈新型コロナ退散」なので、お盆明けなどでの感染者動向などをここでのサイトで再確認してみようと思う。(実効再生産性での2サイトの違いも、時間があれば調べるつもり。)

 

 

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