つれづれなる技術屋日記

しがない技術屋。専門は情報工学で、「つれづれ技術屋」って呼んで。

戸籍図示も少し複雑になると、、、

以前の「相続関係説明図をエクセルで作成」「原戸籍をもらって、要求整理の本質を知る」の続編。

親戚が登記所で申請しようとしたら、ある人の謄本が必要とのことで取得して提出したらしい。個人的には、なんで必要だったかが今ひとつ理解できてないけど、”養子”が絡んでいるのかもしれない。登記官が念のために確認したかったように思える。

それをきっかけにして戸籍での親子関係を考えたら、養子や再婚など、複雑というかどう表記するんだろうという疑問が沸いてきた。調べて直ぐにわかったけど、養子は二重線。つまり夫婦での線と同じになってしまう。(養子は親子間の線なので、夫婦とは違うと直ぐにわかるんだが、つい破線などにすれば良かったろうにとか思った。)

家系図の解説ページには、その辺りも書いてあるし、養子の場合の実際の両親との結びつきなどの表現方法も書いてある。正確には、実子と養子のその人物が同一人物と分かる表記が該当する。また、先妻などの書き方もルールはあるようだ。例えば、以下のサイト。 http://kakeizu-manual.com/kakeizu/family-tree2-1.html

ただ、そうなると、フリーソフト家系図がカバーできるか疑問になってきた。結構な値段のする家系図ソフトも少し調査した方が良さそうだ。もちろん自分たちで申請する場合がそもそも皆無なのに、相続関係説明図のそのためだけに市販の家系図ソフトを購入するのは躊躇するだろうけど。

ちょっと複雑な場合を考えると、以前の罫線利用のエクセルで作成よりも、図形線を利用したエクセル作成が良さそうに思えてきた。セルには人名などを入れて、関係を図形で結びつける。エクセルの図形は、セルの大きさを変化させたら、図形もそれに追従して変形される。セルの移動とかには追従しないけど、そこは割り切りだろう。

 

実は今回の謄本で、さらに遡ると分からない事が発生して、その原因は明治の最初の頃の戸籍が”戸”になっている点。同居人なども含まれてるものからの転記になる。今の家族や夫婦を元にした考えと大きく異なる。良く家系図の調査でお墓や人別帳を利用するとの記述があるけど、その辺りを垣間見た気がした。

また、養子を含めて複雑な親子関係を考えたら、相続関係説明図というか家系図図示の限界みたいなのも浮かんだ。例えば、養子などで「戸籍届書の不受理」なんてのがある。家系図をモデルとして、不受理のモデルが書けるかとなると結構難しそうに思えた。戸籍上の文言を人間が理解するしかないのか、、、、。

基本はシンプルだけど、実世界はなかなか複雑で、基本(モデルや図示)では不十分になってしまうことは良くある。モデリングに対して実装でコーディングが発生するなども典型。家系図もそれに近くて、結構参考になった。 「家系図」 「戸籍」

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