つれづれなる技術屋日記

しがない技術屋。専門は情報工学で、「つれづれ技術屋」って呼んで。

G空間EXPO2012

少し時間が出来たので、急遽横浜パシフィコで開催されてた「G空間EXPO2012」へ。昨日のDMSに続いての展示会見学。

G空間EXPOは、地理空間情報の展示会。GeometricでのGや、GPSとかGNSSのGを引っかけているのだろう。展示会のホームページは以下。

http://www.g-expo.jp/index.html

土曜日だったせいか、家族連れが多かった。その関係で、結構和気あいあいとした雰囲気が少なくなかった。自分の歩幅での距離計測(算出)と測量機器との比較を行い、一定範囲内なら景品がもらえる催しなどもあった。実際に測量機器も触ることが出来て、ちょっと楽しかった。

GPSを含むGNSSによる計測以外に、レーザーや水晶による計測なども展示されてて、意外な発見もあった。水晶の計測は水深計測に利用されているとのこと。周波数の振動数から逆に圧力を計測するやり方のようだ。レーザー計測もガラス部分の処理など、各企業や大学での工夫があるようだ。

また、水深とか海底/水底の計測展示が多かったのには驚いた。ゴムボートへ備え付けての展示などもあった。ストリートビューのように、道路などを走って景観を再現するデモも多かった。無人ヘリなどでの計測展示もあった。高度150m以下なら特に申請がいらない、あるいは申請が楽なのか一つの高さ目安になるようだ。

2,3日前だったと思うが、NHKのニュース番組で箸墓(はしはか)古墳のレーザー計測が取り上げられていたが、アジア航測のブースではそれが展示されていた。

なお、個人的にビルの谷間でのGPSのブレとか計測誤差が気になっていたけど、それを補正するようなシステムの展示もあった。電波そのものを検出して補正するもの。GPSログデータそのものの補正ではないのですぐに自分たちの役に立つ訳じゃないけど、一般の製品などでも処理できるようになる日が来るのかも知れない。

国土地理院をはじめ、震災での地形変化を示す展示もあって参考になった。また電子基準点(電子的な三角点)のミニチュア版の展示もあって、つい色々聞いてしまった。実際は数メートルと結構大きいそうだ。

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