トンネルの長さでの世界1位は、スイスの”ゴッタルド基底トンネル”になっちゃった。
このトンネルの件、注意しとけば新聞とかに出てたんだろうけど、私が見たのはCS放送のエクストリームチャンネル。
http://japan.discovery.com/episode/index.php?eid1=892476&eid2=000000
このTV番組は、若い子が世界中の工事現場に出向いて、実際に作業したりするする。なお日本人の感覚では、そんな現場最前線に外部の人間を入れるとは思ったり、向こうの人固有?のダジャレなどがすこし鼻につく。ただし逆にリアリティがあり、参考になることも少なくはない。
今回のが、この”ゴッタルド基底トンネル”。地表からは余りに深いので、細部の地質確認は掘りながらというのが的確な表現かな。しかも、番組に出てたのは、長ーく延ばした内視鏡。その観測結果で爆破の程度などを考える。また、防水加工の様子も出てた。フィルムを貼っていく感じ。
番組の中でちょっと触れたのが、今までの長さ世界一が青函トンネルとのこと。やはり、英語の番組で日本が登場すると、ちょっと驚いたり、嬉しかったりする。専門でもないせいか、青函トンネルが、ずっと世界一だったというのも少し意外だった。
ちなみに、もしかしたら何度か書いたかもしれないけど、青函トンネルは映画「海峡」を見るのが良いと思う。高倉健が地質屋かつプロジェクトリーダーを演じてる。多分、青函トンネル建設の動機(きっかけ)の一つが、海難事故だったかと思う。ゴッタルド基底トンネル”の防水工事などを見ると、いかに困難だったかとか動機とかも結構重要だなと感じた次第。
ちなみに、番組では工事中だったので、開通したかと調べたら以下。10月15日に開通したようだ。スイスの新聞の、日本語版。
http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=28546532
某レンポウさんの「2番じゃ駄目なんですか?」発言で青函トンネルさんは2番になっちゃった、なんて少し皮肉も言いたいくらい。でも、スイスも立派だし、30年以上も前に完成した青函トンネルに改めて敬意したい。