今日の勉強会の懇親会で、話題となった件。「進水式」と「棟上げ」。
勉強会のメンバーに造船系の人もいたので、懇親会での知り合いやその周りの人への質問。「船の進水式ってあるでしょう。シャンパンをぶつけたり、紙テープが乱舞するシーンのやつ。あの時って、船はどれくらい完成してると思う?」 あるいは、進水式の直後に引き渡しというか、所有権は船のオーナーになる?
実は、自分も以前は勘違いしてたんだけど、進水式はあくまで船を海に浮かべるための儀式。進水式後に、内装工事を行ったり、運行のテストをしたりが待ち受けている。ある意味では、プロジェクトでの途中の大きなマイルストーン(でしかなく終結イベントじゃない)。なお、懇親会では業界的にも詳しい人がいて、直近に起きた事故などの話も。
で、誰とはなしに、”棟上げ”との相違点への話題へも。”棟上げ”は、民家の建築で行われる柱とかがある程度立った時に祝うイベント。近所の人などへ、屋根の上から餅をばらまくなどの風習がある/あった。”棟上げ”も途中でのイベントということで似てるという人もいれば、進水式だと水には浮くので壁とか屋根の瓦葺きが出来てないので棟上げとは違うとの意見も。個人的には、前者の立場かな。
ついでに、IT系にも「進水式」と「棟上げ」のようなイベントを設けた方が良いよねとの意見も出た。つまり、エンドユーザー側も、このままなら納入(購入)がOKそうと判断できそうなイベントを設けるべきとの考え。(柱)構造とか概要動作レベルで、OKかをある程度ユーザ側も判断できるべきとの考え。当然だけど、設計側も、OKそうかを示す術を検討すべきだろうけど。
少なくともIT系なりソフトウェアプロジェクトでも、(進水式とか棟上げほど)大きなイベントにしなくても、プロジェクトのマイルストーンとしてユーザ側の了解なりチェックを受けとくイベントを設けるべきだろう。