つれづれなる技術屋日記

しがない技術屋。専門は情報工学で、「つれづれ技術屋」って呼んで。

プロジェクトの成功/失敗での、コストや期間の誤差

休みでの”積んToDo”対応その5。よく言われる、プロジェクトの成功率3割での、成功の判断基準の件。

成功率3割と書かれているけど、期限が1日でも延びたら失敗というのかとか、その期限の基準は計画の早期なのか終盤なのかを気にしていた。今年10月に開催されたPMIフォーラムで、ちょっと関連する話題が出たので、再確認しよう思っていた。

一番引用されるのは、「日経コンピュータ」の調査かと思われる。直近では、2008年12月1日号。それによると、成功率31.1%。また、本号での指摘は定量管理している方が成功率が高い点で、これはネットニュースなどでも書かれた。(ちなみに、直前の調査は2003年で、2008年は第2回目。)

そこでのコストと納期での成功と考える範囲が書かれており、2割未満とみて良い。(クロス集計とのことなので、ちょっと表現としては不正確だけど。) これは、色んな現場での尺度としても良いと思う。ある意味「2割の誤差はOKとみなそうよ」「1割の誤差は御の字」とか。

なお、品質の成功尺度は、ユーザ側が”計画通りに利用しており満足”を判断基準としているようであるが、満足という部分が主観的なために不正確と感じてしまう。ただし、本件は満足度の方が重要との考えもあって、絶対的な尺度が良いかは色々意見あるところ。また、バグゼロを成功とはしていない点は、肝に銘じておくべきである。

コストと納期の基準とした計画時点がどこがは、気になったまま。いわゆる計画当初かどうかなど。売買契約とかの話しが出るだろうが、昨今は基礎的な仕様検討の段階と実装段階とを別契約にすることも少なくない。そのような場合の基準時期をどう考えた方が良いか、、。

あと一つ気になったのは、本調査での有効回答数の激減。感覚的には3分の1に。例えば、定量化手法を導入しているかの有効回答数は、2003年が1537件に対して、2008年は438件。景気のせいなのか、プロジェクトの成功かどうかの調査や定量化手法の導入を遠ざけようとしているのか?? もし後者とかだと、回答企業も少し考え直してもらった方が良いかと考える。

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