今日の日経新聞。それにしてもすごい額。
実は、ここ2,3ヶ月間に頭の中ですっきりさせようと思っているのが、アジャイル開発での損益分岐。本当はアジャイル開発とは限らないんだけど。
会計処理は、言わば開発が完成したりとか、年度単位の処理。工事進行基準が少し似てるかもしれないけど、どちらかというと気にしてたのは開発内部でのコスト管理みたいな世界。また、○○の機能を入れると**円儲かりそうだから入れようとかの、予測的な管理をどうしようかとの問題意識。
で、その前提には、プロジェクト管理での調達管理が結構完璧との思いがあった。PMBOKなどでの調達管理は、法的な処理やその対応にまで言及している。
今回のドバイの債権って、言わばエンジとかプラント系が多い。それがこの始末。結構考えさせられた。つまり、エンジでのプロジェクト管理はそれなりに進んでいるんだろうけど、今回のについて言えば、肝心のお金の徴収が甘いということ。あるいは契約なども甘かったのだろうと言うこと。
ドバイでの建設ではなかったと思うけど、TVで中東へのアプローチを見たことがあった。インドだったかパキスタンだったかの人を使い、重役の奥さんたちが向こうの人達に手作りのお寿司を振る舞う姿。(それとは物件的に違うだろうけど)何かそんな努力が、無駄になるようなイメージ。
紙面の一覧では、総事業費の半額以上が未回収債権のものがざらにある。知識体系と実践とは違うと言うことかもしれない。また、各社での一部限定なのかもしれないけど、教訓にしていく必要がある。