つれづれなる技術屋日記

しがない技術屋。専門は情報工学で、「つれづれ技術屋」って呼んで。

「プロジェクト計画書」と「プロジェクトマネジメント計画書」

「プロジェクト計画書」と「プロジェクトマネジメント計画書」は、違う。

時々「プロジェクト計画書」なるものを見て違和感あったけど、理由などが判明した。

「プロジェクト計画書」って自発的に命名した場合もあるだろうけど、PMBOKを見倣った場合もあろう。PMBOKの第1版(正確には1996年版)とかでは、「プロジェクト計画書」という名前。しかし最近のPMBOK第4版とかでは、「プロジェクトマネジメント計画書」で、「プロジェクト計画書」ではない。ただし、PMBOKでの2つの書の基本項目は変わっていない。

自分が違和感持ってるのは、「プロジェクト計画書」にプロジェクトの内容とか体制などにのみ言及して、マネジメントに関して触れてないドキュメント。ベースラインの設定や変更手続き、進捗管理などが書かれていない。

PMI日本支部の”PMBOKテンプレート集一覧”でも、「小規模(4)UserGuide」は「プロジェクト計画書」という名前。多少マネジメント関係に触れてはいるが、少ない気がする。ちなみに、一般規模(?)の方のテンプレートは「4331 プロジェクトマネジメント計画書」。なおこれらは、PMI日本支部会員のみがアクセス可能。

問題は、「プロジェクト計画書」に、プロジェクトの内容とか体制などにのみ記載してプロジェクト管理しようとしているケース。結局変更管理とかリスク対応が甘くなってしまう。しかも一般のプロジェクトでは外部に委託する部分が多いので、調達管理方法などは十分に記載すべきだし、品質基準などにも言及すべきである。

もし開発プロセスに「プロジェクト計画書」なるものが規定されているなら、本当にプロジェクトマネジメントとして必要な項目が列挙されているか確認した方が良いだろう。できれば「プロジェクトマネジメント計画書」と名前を変更した方が良いというのが、個人的な考えではある。

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