昨日のS-openでの会議で、個人的に少し気になった話があった。ポイントは、ソフトウェアの規模測定は手法がある程度確立されたとして、業務プロセスそのものの複雑度は? そんな意味合いと感じた。会議での主流の議論ではなかったので、その場は主流の議論が継続。
で、個人的に気になって、今日調べた。
業務プロセスそのものの複雑度がわかり、ソフトウェアの規模も測定できたら、プロセスの実装(正確には検討)漏れなどが分かるという寸法。もちろん、そう簡単に物事は進まないけど。
また、業務プロセスの可視化とかは結構やられているので、そこで複雑度を研究している人達がいてもおかしくないとの思いもあった。
明確な答えにはならなかったけど、いくつか面白いのを発見。
・富士通の論文(記事)
http://img.jp.fujitsu.com/downloads/jp/jmag/vol59-1/paper05.pdf
なお特許取得みたい。
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2007/04/13-1.html
・効果指標の視点でのNRIの記事
http://www.nri.co.jp/opinion/it_solution/2007/pdf/IT20070906.pdf
なお、記事中のSCORは、今は以下と思われる。
http://www.supply-chain.gr.jp/scor.html
・情報システム学会での「人間の情報活動としての業務プロセスの可視化」研究会
http://issj.nuis.jp/issj/process.html
業務プロセスがあるというか公開されているということは、そこへの投資があるということ。投資があり、そのシステム構築の効率化を考えると、ベースとなるモデルがあるほうが楽なので。(逆に、モデルがないところは、投資がないというか、もししかしたら衰退していく分野かもしれない。気になっているのは、設計とか開発。暴言? ただし、特に車業界などでは共通化したフレームワークを作り出しているので、取組みとしては参考となる。)