ソフトウェアの品質関係をネットサーフィンしてたら、故森口繁一さんのPDFを発見。
http://www.juse.or.jp/software/pdf/tresurebox02.pdf
「やわ物の品質管理の考え方」と題した、7ページの記事(シンポジウム講演)。”やわ物”とか”HIPO”とか、結構懐かしい用語を目にする。当時、ソフトウェア関係の英語表記を日本語で表記する動きがあり、当時が偲ばれた。ただし、”算譜”は結構記憶がはっきりしてるけど、”やわ物”と呼んだかは???
バグを見つけるよりも発生の防止が重要とか、統計(今ならメトリクス)を改善のために活用しなさいとか、基本的なことが書かれている。1981年の記事、20数年前。
森口先生は、当時個人的には数学系との思いがあり、ソフトウェア工学とかソフトウェア品質に関するこの記事は新鮮だった。(ある意味では、当時が不勉強だったのかな。)
当時(その少し前?)だと、コンピュータは花形産業。(多少失礼かもしれないが)キーパンチャーですら、憧れの職業だった。それが今や3Kとか5K?とか。会社や部署、業界によるらしいけど、20数年前よりもひどいと思わせるような非科学的なプロセスがあるように聞く。進歩してないのか、情報系の連中が不勉強なのか、誰でもソフトを作れると思うような組織の問題なのか、、、。勉強テーマになりそう。
ちなみに森口さんの記事は、以下の日科技連のページから辿れる。他にも参考になるのが少なくないので、興味あればどうぞ、。