つれづれなる技術屋日記

しがない技術屋。専門は情報工学で、「つれづれ技術屋」って呼んで。

レクサス=日本の品質+アメリカ発想のサービス???

今週は結構忙しかった。そのせいもあり、今日やっと「週刊 東洋経済」11月12日号での気になっていた特集を読み終えた。

特集は、「レクサスの野望」。

車にはほとんど興味ないが、ハイブリッドのプリウスとか本レクサスは気にしている車。自転車で時々通る幹線道路の交差点脇に、レクサスの販売ビルが出来た時は少し驚いた。結構大きなビル。しかも100メートル程離れた所に別のトヨタ販売会社のビル。(他にも近くにトヨタ系のビルあり。儲かるんだろうかという事も少し頭をよぎった。)

本格的に機会があったら少し詳しく調べてみようと思い立ったのは、ネットでのレクサスのページを見てから。検索エンジンだったか、マスコミ系のページでのバーナー広告経由。

手の込んだページなのに、さほど重くない。いくつかのタグをクリックし、そこに書いてある亊を読んで、「そこまでサービスするのか」といった感想。カーナビのシステムも至れり尽くせり。代車とか保険に関する事項も書いてある。

新聞広告で目にして、「週刊 東洋経済」を買い求める。「レクサスの野望」では、レクサスチームの名刺が通常のトヨタ社員の名刺と異なりトヨタのロゴがない事が書いてある。作業服にもレクサスの刺繍が施してあるそうだ。

今までアメリカで売れた理由がよく判らなかったが、基本的には、日本車の高品質。またサービスについては思ったほど割かれていないが、アメリカ現地を含めたボトム的な発想でサービスが拡充していったと思われる。

レクサスのページを見ながら個人的に感心したのは、そのサービスシステムを日本に導入した事。思うに日本での販売までに時間がかかったのは、サービスシステムの構築だったのではないかと推察する。

ちなみに、同じく今週頭に買い求めた「日経ビジネス」11月7日号には、レクサスチームがサービスのために勉強したという「ザ・リッツ・カールトン大阪」が登場していた。以前TVなどで聞いたり見たりした”ファーストクラスカード”も掲載されている。本カードはコピーが社員食堂に張り出されるそうである。「日経ビジネス」に掲載されたカードでは、直筆と思われる文章は筆文字。

蛇足だが、日本IBM大和研究所での食堂の掲示は「IBMプロフェッショナル専門職」。以前大和研究所の見学での食事の際に、その脇を通った。食堂の入り口。経歴なども結構詳しく書かれており驚いた。(奇遇ながら、大和研究所の見学は2度目。上の掲示の見学は、数年前。その前の見学は、もう20年以上も前になる。落ち着いたたただずまいは、昔と変わっていないと思われた。)

「レクサスの野望」を読むと、ものづくりや品質の重要性を改めて痛感した。ソフト屋の立場では、サービスのためのソフト移植(/移行)のスピードアップなども課題の1つに思えてきた。

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