野球の「ヤクルト」、来シーズンは古田選手が監督を兼務する。集客策として、F-Projectを昨日発表した。”価格コム”との協業などを行うとのこと。
古田選手は、選手としてはもちろん、人間性でも優れたものを持っている。監督業も務まると思う。でも、プロジェクト管理という視点では、今回の兼務は、いい結果をもたらさないと思われる。チーム成績も下位になるのではないだろうか。
理由としてあげるなら、
1)プロジェクト管理と現場作業を行うのは、一般的に避けた方が良い。
2)F-Projectと言っても、複数のプロジェクトが同時進行する。しかもシーズン中の活動(作業)が少なくない。監督業の上に、これらプロジェクトの管理を行う事になる。古田選手の気性からして、それらすべてに全力投球→疲れの蓄積。
3)キャッチャーは、チームの中で一番頭を使うポジション。その上監督業などで、攻撃中も試合後も、頭を酷使する事になってしまう。
4)阪神やTBSの買収騒動を含め、プロ野球界は再編の大嵐。ヤクルトと言えども、その嵐に巻き込まれる可能性はある。監督としての心労が少なくない。
5)野球チーム上位への流れが、チームや監督がデジタル系よりもアナログ系指向になっていると言える。古田選手は、デジタル系。
6)チーム内にアナログ系の女房役がいればいいが、そうでないと余りにデジタル系寄りになってチームの柔軟性が損なわれる。(少し類推多いかも)
万が一、上の予想が外れヤクルトが優勝したりしたら、それこそプロジェクト管理の参考にしないといけない。そんな意味で、来シーズンの野球には少し注目。