つれづれなる技術屋日記

しがない技術屋。専門は情報工学で、「つれづれ技術屋」って呼んで。

新聞見出しに「アジャイル都政」

今朝の日経、首都圏経済面の見出し”小池氏の「アジャイル都政」”。「5つのレス」などの都職員の意識改革を述べて、最近小池都知事の好む言葉にアジャイルがあると。そして、コロナ対策休業協力金サイトの350回修正などを元に「アジャイル都政」を志向しているようだと述べている。

個人的には、うーん新聞もか~みたいな世界。論文や講演とかで「アジャイル」は多く目にする。ソフト系のプロジェクトの話でも、ちらっとアジャイルでやったみたいな発表は多い。前者はタイトルの割に導入したアジャイル手法の説明が少なくてガッカリとか、後者ではQ&Aで細部を訊くとなーんだみたいな時もある。

 

アジャイル都政」とやらは記者の考えだろうけど、、、、、。サイト修正の内容にもよるが、350回もの修正というのが良いことなのかとか、アジャイルの本質なのかとか、ついつい思いをめぐらしてしまった。

 

SDGsの全面広告 ついつい ISO 14001を思い出しちゃう

他の新聞でもそうかもしれないが、日経ではSDGsの広告が結構目につく。時々全面広告も見かける。経済系のテレビ番組でのエコノミストのバッジがSDGsのそれである時も多いので、マークを目にする機会が増えている。

持続可能を目指すのは理解できるし、自分がSDGs推進担当みたいになったら別の言い方するだろうけど、どうも何度も連呼されると少し辟易に感じてしまう時がある。

 

個人的には、ついつい、あの「ISO 14001」取得はなんだったんだろうと思う。あるいはせめて、ISO 14001の取得があるから、SDGsは少し先にと許してくれないのかな~とか思う。SDGsが17の目標なので、ISO 14001騒動の17倍になるかと思うとため息、、、。

ISOと国連(国内だと外務省とか金融系?)は、推進母体が違うとか、そもそもSDGsは環境だけじゃないとか言われるのはわかってるんだけど、、。あるいは、17個全部をしっかりといってるわけじゃないとか言われるのはわかってるんだけど、、。

 

で、そんな思いで、ISO 14001の認証取得を調査。ISOに件数は整理されてて、以下がそのサイト。

 

isotc.iso.org

"Past Surveys"で過去(今回なら2018年以前)の調査も閲覧できる。それらでのISO 14001の日本の認証取得数をグラフにしたのが以下。

 

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最近減少傾向。これは全世界での認証合計数も少し似ていて、2016年の346147をピークに減っていて、2019年は312580。

 

そして、世界全体に占める日本の割合などを示しているサイトがあって以下。

emise.2y.net

上を示したのは、ISO 9001などについても割合が示されているため。(ISOのサイトから自分でグラフ化しても良いんだけど、、。)

 

ISO 14001の認証取得に関しては、中国が跳びぬけてて、日本がその次。環境にうるさいと思われるヨーロッパの各国よりも件数が多い。ついつい、なんか真面目に取り組んでる日本(それも数的な中心は中小企業?)という縮図が、見え隠れする気がする。数的な中心は中小企業って書いたけど、会合とかでの雑談では、大企業(や自治体)も結構取得してたと思う。

なので、SDGsの方も、日本で騒いで結構な数の企業が取り組み実施、でも海外はポツリポツリみたいなことにならないかと気にしてしまう。その海外のポツリポツリでの事例の中で、結構な(時価総額が○倍になったなどの)成果を示したと広まることで、少し厄介にも思う。

 

なお、ついつい書いてしまったのには、国連の「一刻の猶予も」みたいな言い方にも、少し違和感があるため。例えば、グレータ・トゥーンベリさんは国連やダボス会議のために船で渡航。元々飛行機に乗らない主義ということもあるけど、国連とかで世界各国から要人が飛行機でというのとは、結構対照的。紛争や国境をめぐるゴタゴタへの、国連の介入というか取り組みともちょっと対比的に考えちゃう。

 

ISO 14001の更新って3年毎。特に更新が絡む企業では、それも含めて、どうするか要検討だろうな~とついつい思ってしまっている。

 

 

575でカガク! ミトコンドリアが教科書と違ってて愕然

日曜深夜のEテレサイエンスzero」は、録画して興味あるのを翌朝再生するパターンをここ数年続けてる。最近その時間帯で放送されるのが「575でカガク!」。俳人の夏井いつきさんが、科学者と一緒に投稿された俳句を元におしゃべりするというもの。夏井いつきさんは、NHKのは行く番組に多く出演してらっしゃるけど、TBS系の「プレバト!!」で馴染みの人が多いと思われる。

 

で、昨日の放送は「ミトコンドリア」。大阪大学の研究室の様子や、そこの先生とのやり取り。研究室メンバーからの投稿された俳句紹介で、季語が無くて夏井さんが一刀両断したら、先生自身の投稿だったりした。なんか科学的に奥が深い事をさらっと表現してる句もあって、なかなか面白かった。

 

「575でカガク!」でのページは以下。(なくなったりしてたら、ご了承を。トップページから辿るとかして見てください。)

 

www.nhk.jp

 

 

今回、個人的に驚いたのは、ミトコンドリアの顕微鏡写真。もろ形的にはアメーバー。番組でも、教科書と全然違うじゃないと対比的に示してた。

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もうしばらくしたら、教科書の方が変わるんだろうけど、非常に勉強になった。

お薬 飲み忘れ予防にポスカ利用

ここ1月で、お薬の飲み忘れが2回ほど発生。予防の意味で色々考えて、ちょっと良さそうと思ったのを実践してみたので紹介。

実家母辺りは、大きなカレンダーにお薬をテープで貼り付けたりしてた。商品として、ポケットタイプのカレンダーとか容器も売ってる。ただ個人的に、そもそも薬を1日分ずつ切り分けるのが面倒。お薬には少し切り込みの入ってるタイプが多いけど、縦方向にははさみが必要。しかも、お薬という関係上、やっぱ少し硬い。

自分は、ある数値が改善したら2種類、改善しなかったら3種類がここ2,3年。うち1種類は2日に1回で、他は1日1回。小分けにして、1個1個を日相当の所へもちょっと面倒。薬は結構色で識別できるけど、眼鏡必要で、それなりに疲れそう。人によっては毎食とかもあるだろうから、なおさらか。

 

思い立ったのが、お薬そのものに書けないか。プラスチックなので、油性マジックかポスカかなと思ったけど、油性マジックの黒だと書けるけど、お薬側の色とで相性が良くない。相性というか、お薬が3種類もあって、各お薬でも2,3色使ってて、黒だと識別しにくいケースあり。いろんな色への備えということで、ポスカに落ち着いた。(今まで電源ケーブルなどの識別に、”白”のポスカを使ったりはしてた。)

 

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「21」が、21日に飲む予定を示していて、緑色を使用。(全部書くのも面倒に思えたので、奇数日というか左側のみに日相当を書く方法にした。)

今回他に紫色のポスカも購入した。このお薬でも紫色は悪く無いけど、今のところ他のも含めて緑色で済ましてる。飲み忘れして無いし、当面これで行こうかと思う。

 

商品パッケージに何か書い時たいケースにも、応用できる時があるかもしれない。

キンコーズで、A3 ADFで両面スキャン 結局係りの人依頼を利用

古い資料を整理してたら、A3でスキャンしたら廃棄予定のが1つ。A3の両面でコピーしたもので、30枚近く。コピーの際に丁度真ん中が合うようにしてたら、A4にカットして自分のスキャナーで作業できるけど、裏表の位置が合ってなくてできず。ページが少なければ近くのコンビニでやるんだけど、ちょっとページが多くて、いつかスキャンせねばと袋詰め状態にしてた。

 

キンコーズが思いついたけど、電車に乗っていく必要はあるものの、一番近いところのホームページを見てみたら、各サービスの種類で、スキャンの所がグレーっぽい。駄目なのかな~と思って、電話確認したら、やってると。ちゃんと確認して無いけど、サービスの種類の所は単に色違いにしてアクセントにしてるだけみたい。なんか紛らわしい。

 

で、行ってセルフでやったけど、機器の使い方もだし、サービス利用方法もわからず、少し慌てた。コンビニみたいに、料金ボックスにお金を入れて順次スキャン、パネルにスキャン画像が出てOKで支払う方法じゃない。自分でUSBにストアして、終わった後にPCで確認。(多分リモートでだろうけど)ページ数ってどうやって分かるのか?だったけど、その後にお金払う。

 

ちゃんと老眼鏡持って行って、細部確認しておけばよかったけど、片面でスキャンしてたと帰宅した後で判明。ガーン。数日前。

 

ということで、今日もう一度スキャンし直した。間違いが嫌だったので、係りの人にお願い。料金がほんの少し上乗せされる格好。ラクチン&安心感。良かった~。

 

両面でそれなりのボリュームのスキャンが他にあるか?だけど、あったらまた係りの人経由で利用しようと思う。

 

 

米大リーグ放送でのリード距離

何気に見たNHK BSでの大リーグの放送で、盗塁のための走者のリードの距離が表示されてたので、ちょっと紹介。

一昨日の土曜日だったかに見て気になり、今朝の別試合を録画して再生したら記録されてた。なお土曜日のは、今日のよりもカメラの角度的にはローアングル。

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走者の動きに応じて丸円が動くし、距離(上だと12feet)の数値が変わる。

個人的には画像認識で自動的に処理してる気がしてるが、上の場合少し円の方が先行して動いてるようにも見受けられる。そのため、円の移動は人手なのかもと少し気になってきている。

 

なおこれに限らず、大リーグの放送ではストライクゾーンの表示とかバッターボックス近辺の音の強調など、色々技術の応用が利用されている感じがする。色々トライしてるというか、、、。日本との対比で、少し羨ましくも感じてしまった。

「アジャイル変革後の46%企業倒産」を調査 

昨日のアジャイル系のオンラインセミナーで、”46%の企業がアジャイル変革後に倒産”と述べられたので、調査。そのセミナーはアジャイル否定ということではなくて、より良いアジャイル(大規模Scrum)を目指してのもの。ただ個人的に、アジャイル導入しても失敗する所の話は少なく無いけど、倒産にまで言及されたのを珍しく感じて調べてみようと考えた次第。(なおセミナーでのその部分の前後で個人的な用事が発生してしまい、聞き漏らしてる内容がある事をご了承願いたい。)

 

調べたら同様な事を述べているところを発見。

 

biz.kddi.com

atlassian-teambook.jp

昨日のセミナーを含めて、Scrum Incのジェフ・サザーランド氏の言からのようだ。ただし、直前の2つに関しても細部になると若干異なる。アジャイル開発(アジャイル型企画開発モデル)プロジェクトの47%が失敗なのは同じとして、下の方ではMITでの(それとは別の調査で?)25%が倒産・買収へ。

 

なお47%の件は、Forbesの調査のようで、Forbesのサイトで検索したがすぐにはヒットしなかった。なんらかのレポートとしての配布なのかもしれない。

 

細部は別として、アジャイルでの失敗、それも割合にまで言及している意味で貴重というか頭の隅に置いていた方が良いだろう。理由なども調査されているかも知れず、そちらの方も各組織体で導入などで参考になる可能性が大である。

自分としても、ちょっと気に留めておこうと思う。

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